集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『森おばけ』(中川李枝子・著/山脇百合子・え)

案山子0827。 天気のよい暑い日でした。  気になるけど,聞けないでいること。  子供達に「夏休み,一番の思い出は何?」と尋ねたら,どんな答えが返ってくるでしょう。  大学生に「今年の夏,一番の思い出は何?」と尋ねたら,どう答えてくれるでしょう。  あなたの思いでは?  児童書コーナーに,木の枝・葉の表紙が目立つ『森おばけ』(福音館創作童話シリーズ)がありました。初版が1978年で,この本は2020年10月の第40刷でした。  初めて手にする図書だと思いますが,“長く愛されている本”のようです。  読み終えてから分かったのですが,著者は『ぐりとぐら』の作者で,有名な児童文学者でした。  森で暮らしていたおばけの一家,ふらりさん,すらりおくさん,ひらりぼうや,ゆらりおばあさんが引っ越します。  引っ越した先は,“山王小学校一年一組の教室”にある三角戸棚の一番上でした。  そこで出会った子供達,そこで見たこと,出来事…
「おとうさん,これぜんぶ 森おばけだよ。ぼくたちのこと かいてくれたんだ。」 「おやおや。」「まあまあ。」「これはこれは。」「へえ。」「ほほう。」「あらあら。」  ふらりさんと すらりおくさんと ゆらりばあさんは,一まいずつ見ていきます。
   何を見ているの…  何で描いてくれたの…  この後は…  森のおばけの一家と一緒に,森そして街を旅してみましょう。  子供達そして昔の子供に楽しんで欲しいお話です。