集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『『菊池実践』で創る令和時代のコミュニケーション力あふれる中学校』(菊池省三/菊池道場・著)

花と蛙0705。 曇りの日でしたが,日差しのある時間帯もあり,暑い一日になりました。  少し動くだけでも汗が出てきます。汗が,べっとりとした感じなのは,まだ体が“夏仕様”になってないからでしょうか。それとも歳のせい?…  教育書のコーナーで目にした『『菊池実践』で創る令和時代のコミュニケーション力あふれる中学校』(中村堂・刊)です。"小学校での指導・実践”で著名な菊池氏が,「中学校」を取り上げていることに興味をもって読みました。  図書紹介に「中学校の新学習指導要領全面実施に合わせて2021年春、待望の発行」とあり,2021年3月に発行されています。  第1章で"菊池実践”の概要を述べ,第2章から全国に広がる中学校での取り組みが紹介されています。  第1章を読んだ後は,関心のある"対象”や"教科”の章や項を精読されるとよさそうです。  新型コロナ禍にあって,「コミュニケーション」や「対話」を意識した活動を行うとき,感染予防措置の点から"児童生徒の距離(距離感)”が気になります。その制限のため"止めた”ことも多いと思います。  本書では,「合唱ができない」という状況や遠隔(リモート)学習という取り組みのなかで"活かす”ことを提案・報告しています。  「確かに…」「なるほど…」「試してみたい…」学校や地域の状況が違い,そのまま取り入れる・真似ることは難しいかもしれませんが,それぞれを「どうして…」「それはなぜ…」と問い返してみましょう。そこでの"考え”が,新たな実践を生むことでしょう。  改めて,第1章の「言葉で人間を育てる−『菊池実践』の具体的取り組み」から
○ 価値語 ○ ほめ言葉のシャワー ○ 質問タイム ○ 成長ノート ○ 係活動 ○ ディベート ○ 対話・話し合い ○ 白い黒板 ○ コミュニケーションゲー
 先生,あなたの授業・教育観を語る"言葉”をもっていますか。  本書で語られている“言葉”と似てますか,違いますか。  確かめてみませんか。
   もくじ はじめに 第1章 『菊池実践』で創る 令和時代のコミュニケーション力あふれる中学校 第2章 『菊池実践』を地域で活かす 第3章 『菊池実践』を学校で活かす 第4章 『菊池実践』を教科で活かす 第5章 『菊池実践』を教科外で活かす おわりに
【関連】   ◇菊池省三オフィシャルWEBサイト   ◇菊池道場ホームページ