集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

学校の「日常」が始まる (もしも校長だったら)

花0405。 朝は曇りで,昨日の雨が残っているような天候でしたが,徐々に晴れて肌寒さも弱くなりました。  すでに新学期の始まった地区もありますが,当地では,明日から小学校,中学校の入学式,こども園の入園式と続き,子供達の新しい学習・活動が順に始まっていきます。  学校ホームページには,新年度の活動や子供達を迎える準備の記事が載っています。  そこには,「新年度の学校」や「始業式・入学式準備」など動き出した学校の姿があり,さらに「小学校と中学校の職員の顔合わ」といった連携の姿が紹介されていました。  そして,“安全”な教育活動を進めるために,
 ○○学校感染症対策情報です。新しい情報が提供できるよう努めてまいります。  市内の事業所において,集団感染(クラスター)の発生が(略)  いよいよ,明日が入学式・始業式です。できるだけ分散して,密にならないように実施します。  ○○学校では,本年度も,マスク着用・手指消毒・3密を避ける等の基本感染防止対策を徹底します。ご理解・ご協力のほどよろしくお願いします。  誰もがこのウイルスに感染する可能性があります。医療従事者や感染症対策に携わる方々,感染された方やそのご家族等に対するいわれのない差別,誹謗中傷を絶対にしない○○の子でありたいものです。  子供達の免疫力を高めるために「はやね・はやおき・朝ごはん」はとても重要な生活習慣です。今一度,十分な睡眠,適度な運動,バランスのとれた食事をとるなど,抵抗力を高めるよう心がけてください。(略)
と,改めて“新型コロナ対策・対応”の連絡・資料提示やお願いがありました。そして,「アレルギー対応講習会」や「給食シミュレーション」のようすを紹介し,保護者へ“安心”を伝えようとしています。  新型コロナ禍で,今年の活動が始まります。昨年は臨時休校で始まり,社会全体が“恐怖と不安”に包まれていました。  そして「学校の新しい生活様式」の下で学校が再開され,さまざまな変化のなかで学習と活動が進み,一年が過ぎました。その間,感染症の知識や対応が“バージョンアップ”してきました。  新しい体制で始まる“2021年度の○○学校”について,最新に更新された「生活のてびき」や「学習のてびき」を提示していきたいと思います。  すでに,教職員で「2021年度○○学校グランドデザイン」が確認されています。それを元に“具体的な計画”が立案され,すでに動き始めています。  それを“公開”することで,子供達への“学習資源”が増えていきます。  さらに,GIGAスクール構想により,昨年度に環境が整った1人1台端末の活用が,本格的に始まります。どのように活用が進んでいくのかの情報も発信されていきます。  GIGAスクール構想に詳しい 豊福晋平氏国際大学グローバル・コミュニケーション・センター)が,
ファーストペンギンの足を引っ張ってはいけない。 ○ GIGAスクールの実際はジレンマ課題で、ゼロリスクはない。だからリスクの見積りが重要。 ○ GIGAスクールの正解はない。上からの指示待ちで時間を無駄にするより,自分達の問題解決を積極的に情報共有するが吉。 ○ まず使うべきは授業よりも情報ライフライン。デジタル連絡帳をテコにして,学校日常のデジタル化を進めること。 ○ 年何回くらい使うか?導入前に先生方に尋ねること。1人1台環境では数ヶ月で学級・学校・自治体間の圧倒的格差が生じる。先手を打たないと,あとで責任問題になります。 ○ 導入後6ヶ月は期待値が高いボーナス期。この間にやるべき事をやっておかないと死蔵・文鎮化はほぼ確定。 ○ ICTの主効果は圧倒的情報量,つまり,利用頻度・時間・用途を増やすことが大前提。死蔵文鎮化の奈落に落ちるか,日常化の踊り場にたどり着くか。 ○ 汎用のクラウド・ツールを使え。授業支援・欠席連絡など,便利ですぐ使えそうな用途特化アプリは数ばかり増えて,後で財政を圧迫する。
と,スタートにあたってあげた鉄則にありました。  お子さんの学校の“情報ライフライン”は…。  先生の学校では“どんな正解”を…。  学校の“日常”は,新型コロナ禍に関わわらず,これまでと大きく変わっています。それは,「新しい○○」というものではなく,この4月からの学習・活動による学校生活が「日常」なのです。  どのような「日常」なのか,どのように子供達が創っていくのか,その発信が肝心です。  とても楽しみです。 【参考】   《検索》 もしも校長だったら(集団「Emication」)