「セカンドキャリア」って?
曇った日で,細かな雨も降る,とても寒い一日でした。
午前中,キャリアコンサルタントの打合せがありました。
キャリアコンサルタントは,職業能力開発促進法に規定された国家資格で,キャリアコンサルティング(労働者の職業の選択,職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ,助言及び指導を行うこと)を行います。今日は,“セカンドキャリア”をテーマにしたキックオフミーティングをオンラインで行いました。 まず,それぞれが考える「今」と「これから」について話をし,これからの活動を考えました。 「セカンドキャリア」は,よく聞く言葉ですが,あいまいな言葉でもあります。
「知恵蔵」の解説 第二の職業。プロスポーツでは、引退後の仕事を意味する。Jリーグでは、セカンドキャリア支援のために、キャリアサポートセンター(CSC)を2002年4月にスタートさせた。CSCは、短期対策として受け入れ企業情報の充実、中・長期対策として選手教育(啓蒙、動機付け)の継続、を掲げている。2006年現在は、現役選手へのインターンシップ紹介や求人先企業の開拓、Jリーグ選手だけを対象とした合同トライアウトの実施、コーチ採用情報の開示等、引退前の選手に対し具体的な活動を展開している。 スポーツ選手の就労支援は民間会社の事業対象にもなり、教育事業を展開する「ヒューマン・スポーツエンターテイメント」が「キャリアサポートセンター」を、人材支援のパソナが「パソナスポーツメイト」を設立するなど、関心はスポーツ界の外に広まっている。こうしたことから,労務用語として,『セカンドキャリアとは,「第二の人生における職業」のこと』をいうようになりました。 人生100年時代が言われるようになり,これまでであれば,定年や結婚であった第二の人生の“節目”や“ゴール・目標”が変わってきました。特定の年代や状況の人に関わることでなく,誰もが“セカンドキャリア”に向き合うことが大切になっていると思います。 今日のミーティングでも,
○ セカンドキャリアの言葉に違和感がある。 ○ 今では,セカンドキャリアでなくパラレルキャリアになっている。 ○ キャリアチェンジではないか。と,今後の活動でテーマや言葉(用語・表現)も変えていくこと必要でありそうだと話になりました。 これからの進め方,そして次回までの活動(宿題)を相談して,ミーティングを終えました。 打合せのなかで,自分の知らない“業界の話”や“ここだけの話”もでてきました。こうした情報は,コンサルティングにも生きてきそうです。 参加者のみなさん,ありがとうございました。そして,よろしくお願いします。 働き方改革で動き出した労働環境の改善,そして“豊かな生き方”へ進んでいましたが,新型コロナウイルス感染症の影響により“将来への不安”と職場状況の不安定が広がっています。 その不安を抱えたままでは,元気には過ごせません。 年代や状況によらず,すべての方に“自身のキャリア”を考える(見直す)ことをお勧めします。
○ 自分が得意なことは? ○ 自分がやりがいを感じることは? ○ 自分がやりたいことは?その“キャリア”に,一歩前へ,さらに前へ歩み出ていく“光”(きっかけ)が見えることでしょう。 いかがですか。 【関連】 ◇キャリコンサーチ(キャリアコンサルタント検索システム)より(厚生労働省) ◇キャリアコンサルティング・キャリアコンサルタント(厚生労働省) ◇「人生100年時代」に向けて(厚生労働省)