〈続〉「臨時休校しますか…」(もしも校長だったら)
冷たい“冬の風”が吹きますが,青空が綺麗な晴れた日でした。
近ごろ道路工事が多くなっているように感じます。補正予算の執行がすすんでいるからでしょうか。片側通行の規制で,いつもより移動に時間がかかりました。
あなたの行動では,そうしたことはありませんか。
先日(22日)に,『「臨時休校しますか…」(もしも校長だったら)』の記事を書きました。連休の間にも新型コロナウイルスの感染は広がりをみせ,学校に関する話題も増えてきました。
今日のニュースでは,「柏崎市が小学生7名が新型コロナウイルスに感染したと発表」と伝えており,すでに校長先生を含め教職員10名が感染しており,感染者17名となっているそうです。
このため,この小学校,別の中学校の2校が臨時休校になりました。
対応フローに“校長(管理職)が感染”を想定し,対応が計画されている自治体・学校は少ないのではないでしょうか。
おそらく「教育委員会の指示」で対応・行動するのでしょうが,複数校になってくると迅速・的確な判断が難しくなりそうです。その状況には…。
現職の方々から教えていただいた情報(現状)から,いくつかの思いを記します。
☆ 保健所の業務・活動に敬意
○ 濃厚接触者の特定や検査
○ 感染者の利用施設(学校等)の消毒 …
・ 指定感染症であり,学校は「専門家の指示に従う」とうことで,保健所の指示に従って行動している。 ・ 濃厚接触者の特定,そして行動の聞き取りをする。 ・ 保健所から派遣された消毒部隊が,校内の消毒をする。 ※ 実施は,保健所職員,委託業者など,地域により異なっているようです。 ※ 職員の場合,マスク,保護メガネ,ゴム手袋といった装備で,防護服は着けていないこともあったようです。 ・ 私的に行ったPCR検査で「陽性」の場合,改めて保健所で確認(?) … → 私的に病院で受けたPCR検査「陽性」で,すぐに“対応”とはならないらしい。 すべて保健所の指示で対応を行う。 ☆ 地域の状況(体制?)により,保健所の対処(活動範囲?)は異なっいるが,その業務量はたいへん多い。☆「健康観察,検温記録」の取り扱い ○ 3月の臨時休校から「毎日の健康観察と検温」を行っている。 ○ 児童生徒(保護者)は,その「記録表」を提出する。 ○ 学校は…
・ 緊急で,当初は「用紙(紙)」で行っていたでしょうが,その後,フォーム(ネット)への記入とした学校が多いでしょう。 → 校務支援システムの「保健データ」の一部として,個別のアラートを設定し確認をしやすくしている。 → 患者の発生,休校措置により「報告書への対応」できるフォームに修正する。☆ 感染予防と働き方改革,職場環境 ○ 登校時の体温チェック(検温) ○ 施設,設備の消毒作業 ○ 3密にならない学習活動 …
・ 朝の検温を済ませて登校してきた児童生徒に「検温」を行い,確認がされています。 → この“記録”は,記録されていないようですが…。 → 検温のための“密”は起こっていませんか。 → 発熱(37.5度?)の児童生徒を「別室」へ移動し待機するようにさせますが,職員は足りますか。 ・ 授業中に発熱(37.5度?)した児童生徒は保健室でなく「別室」で対処 ・ 別室は「会議室にパーテーションで区分けし…」 → 「別室」として休憩室が利用されるのは,仕方ないことですか? → 発熱(37.5度?)の児童生徒に対応するとき,防護服等の用意がありますか? ※「教育的…」ではなく「専門的…」な対応が必要な時期です。途中ですが,この続きは別の機会にします。 前回の「対応マニュアル・モデル」では,Webサイトを閉じることにました。先のニュースの小・中学校のホームページは,今も確認できました。「新型コロナウイルス感染症に対応した登校許可証」がトップページに掲載されていますが……。 感染予防に努め,元気に,笑顔で過ごしましょう。 【関連】 《検索》 これまでの「もしも校長だったら」(集団「Emication」) ◇新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について(文部科学省) ◇新型コロナウイルス感染症(愛知県衛生研究所) ◇学校欠席者情報収集システム(公益財団法人 日本学校保健会/学校保健ポータルサイト) 【追記;情報】 ◇新型コロナウイルス感染症による「小学校休業等対応助成金に係る特別相談窓口」を開設します(厚生労働省)