集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

学校2021をデザインする。(もしも校長だったら)

カニ1016。 朝,雲の多い雨の降りそうな天候,そして「今季一番の冷え込み…」とニュースが伝える寒い朝でした。  その天候も,しばらくして晴れ間が見られるようになり,日差しに暖かさがありました。  今朝の冷え込みで,木々の色づきが濃くなったようでした。秋が深まっていきます。  10月半ばになり,学校では“次年度の年間計画を考える時期”になっています。  今年は,一年前の“通常だった頃”に,これまでの「目標と成果」そして「新学習指導要領」から立案された計画で3月を迎え,臨時休校措置等により“緊急の修正”がなされました。  今,これまでのように立案できないことは確かです。けれども,どうすれば…。  工業デザイナーの奥山清行氏が,
○ 本来,デザインとは『モノ』自体のコンセプトを立案し,開発からマーケティングまで,全体の枠づくりをすべき仕事なのである。 ○ デザインとは,自分たちの生活を良くしたいと思って行なう創意工夫である。そこに『モノ』や『サービス』が生み出される。 ○ 従来の日本とは異なり,デザインを単なるスタイリングとして捉えるのではなく,経済的な要素を前提としたうえで,「モノやサービスを創造するツール」や,「問題解決のための手段」として捉えてきたのだ。
と,デザインを説明(定義)しています。奥山氏が生み出してきた“デザイン”のように,新しい教育をデザインしていくことが,今取り組むことだと考えています。  今年度,何度となく繰り返された“教育課程の見直し”において,
○ 「ねらい」から見直しと修正から取り組んだ学校 ○ 実施できる方策を探ってきた学校 …
があり,その取り組みにより大きな違いとなっていることと思います。  その現状を踏まえ,12月までに『教育課程の細部にまで,「ねらい」の根本的な見直し』を行います。
○ どこ(何)を目指して   ・何をするか   ・何をしないか   ──それは,何のために ○ 今,どこにいる(ある)のか
 そこから,「いつ」「どの順序で」「どのように」と方策を検討します。  そのなかで,「○○は,対面(学級)が相応しいのか。オンラインで可能なのか。」の検討では,「集団の学び・成長」を,どのように考え進めて(指導して)いくのかを話題にしたいと思います。
○ 対面は,「時」と「場」の共有   ──思考の○○が同時に起きる ○ オンラインは,「時」と「場」の拡大   ──思考の○○にズレがある
 この「思考」そして「時と場」を,どのように共有(認識)し,自分に活かしていけるかが,これからの学びに重要な一つになると考えています。  「対面とオンラインのハイブリッドで…」といった提言がされますが,それに“対応できるスキル(技術と能力)を身につける”ことが意識された教育課程であることも肝心です。
ア)学期の目標   ──時系列で(横に。流れで。) イ)内容の組み合わせ(構成)   ──梯子,ピラミッドのように(縦に。積み上げ。) ウ)内容の深化   ──細かく,関連で(奥に。深まり。) a)方法の選択… b)方法の実行(スキル)… c)方法の創造…   ──新たな協働。社会に開かれた学校
 長くなってしまいそうです。補足や続きは,別の機会に…。 【おまけ】  ネットで見つかる「情報」はさまざまあります。  これをもとに,「学び(授業)」を構成することができます(したくなります)。  次の動画は,そのきっかけの一つになりそうです。  教室(対面)だったら…。  オンラインだったら…。  ハイブリッドだったら…。
【関連】   ◇『ビジネスの武器としての「デザイン」』(奥山清行・著)(2020/04/12 集団「Emication」) 【情報】   ◇文部科学省 教育データ標準   ◇「令和の日本型学校教育」の構築を目指して〜すべての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(中間まとめ)(令和2年10月 初等中等教育分科会)文部科学省