集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ころべばいいのに』(ヨシタケシンスケ・作)

花0719。 予報は雨模様でしたが,朝から“よい天気”でした。  蒸し暑い一日でしたが,“夏の陽射し”と“夏空”を気持ちよく感じました。  このまま梅雨明けを…。  ヨシタケシンスケさんの“発想えほん”第4弾『ころべばいいのに』(ブロンズ新社・刊)です。  これまで,絵本『りんごかもしれない』(2018/06/28)と,エッセイ集『思わず考えちゃう』(2020/02/04)を紹介しました。  「りんご一つ,こんなに“世界”が広がった」驚きや,「クスッとしてホッとしてちょっとイラッとする」楽しさに,生き方や人生を考えることを愉しみました。  表紙の女の子が“主人公”のようです,他に,男の子,カバンをかけた紫色の人(?)たち,取材クルー,スプーン,犬のようなロボット…が表紙に描かれています。  女の子の表情は,表表紙と裏表紙で大きく変わっています。  裏表紙では,表紙にいなかった男の子が運転(操縦?)する乗り物で,雨のなかにあったツリーハウスから出て,笑顔で旅に出るようです。  どのような“ものがたり”が始まるのか,わくわくして開きました。  むすっとした表情の女の子が,下校していきます。
 わたしには きらいなひとがいる。なんにんか、いる。
 この人たちに思うのです。
 みんな、いしにつまずいて ころべばいいのに
 「なるほど。」「そうきたか。」「そうだよね。」「たしかに。」…  彼女と一緒に「ころべばいいのに」と感じていた自分が,少しずつ変化していきます。
○ きらいなひとは、いつも あたまのなかで こうやって やっつけている。… ○ たとえるとしたら どんなかんじかな。 「とつぜんの どしゃぶり」みたいなものかしら。だって… ○ そうか、すこしくらいの あめだったら、もう ぎゃくに ビッチャビッチャになっても いいのかも。なんいせよ… ○ あ!? ひょっとしたら、どーしても きらいなひとって、なにかに あやつられているんじゃない? そいつは… ○ アイツを きらうパワーを つかって、おもしろいことを たーくさん かんがえるんだ! …
 そして…。  コドモには子供なりの,オトナには大人なりの,〈試“”錯誤〉をしながら,悩みを解消するヒントの見つかる一冊です。  もう読みましたか。  次は何を読もうかな。 【関連】   ◇絵本『ころべばいいのに』プロモーションビデオ(ブロンズ新社 公式チャンネル)