再開2週目の学校で…(もしも校長だったら)
霧に覆われた朝でした。小雨が降り続く梅雨の一日でした。
学校に“日常”が戻って2度目の週末を迎えました。
先週の記事で,もしも校長だったら,「小刻み評価(学校評価)」を行うと書きました。今週は“改善・修正”に取り組んできて,その「評価」をします。
それは教職員が行います。
○ 意見の反映された改善・修正であったか。 ○ 無理なく実施できたか。 ○ 指導(授業,生活)に負の影響はなかったか。 ○ 他の業務に支障はなかったか。 ○ 次週に向けて改善することは何か。小刻み評価からの改善が“継続可能”なのかどうか,教職員に“過度な負担”となっていないかを確かめることが肝心です。 いくら“大切なこと”であっても,継続できなければ意味がありません。 さらに,“必要なこと”の継続に支障が出ているのなら,「何かを止める」ことを判断しなくてはなりません。 “優先順位”の低いことについて,「来週から○○は中止します(しません)。」と宣言し,教職員の負担を減らし,“必要なこと”の継続を図ります。 学校・教育は,“よいこと”ばかりで,さまざまなものを抱え込み過ぎています。「学校の新しい生活様式」を日常としていくにことを最優先に,先を見通した判断が必要だと思います。 その他,2週目に確認しておくこと
○ 発達障害の子供達のようす ・記録をもとに指導や対応の確認 ・子供の語る2週間の学校(のようす) … ○ オンライン授業の状況 ・これまでの教材,コンテンツの活用 ・今後に向けた準備状況 ・家庭のネット環境の変化 … ○ 梅雨の校舎(環境) ・換気の状況 ・結露への対応(消毒,道具,処理…) …休校中,「wifiがなくて…」,「子供の使える機器がなくて…」というご家庭がありました。社会が動き出し,そうした家庭で“ネット環境”を更新されるかもしれません。 その家庭(保護者)が,実際のコンテンツに接続,操作,視聴して具体的に確認していただけるようにしておきます。
※『学校再開で「学習サイト」を閉鎖』という地区もあるようですが,これが継続して開設されていないと,保護者は確認ができません。残念ここまで。 先生,疲れていませんか。在校時間は,制限内ですか。 これからの元気を蓄える週末に! 【おまけ】 古びた話ですが,「教師は五者であれ」という言葉があります。 そのように指導されてきました。
○ 学者 …経験と勘だけではなく,自ら新しいことを勉強し,豊富な知識と専門性を身につけ,教え導くことのできる教師 ○ 役者 …父母のように接したり,時に鬼の形相で叱ったりするなど,子供の心を惹きつけ,魅了することのできる教師 ○ 易者 …子供の秘めた力を見抜き,夢を後押しできる,また,未来に対する不安に寄り添い,和らげることができる教師 ○ 芸者 …学びの場を楽しく盛り上げ,分かる喜びで笑顔いっぱいにできる教師 ○ 医者 …子供の悩みや体の変化に目を配り,心も体も癒やすことのできる教師そして,教師は,子供の心に“○○の火”をつけることのできる教育者でありたい。 お子さんの先生は,五者ですか?