集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

学校再開に向けて 3「学習・活動 2」(もしも校長だったら)

花0519。 朝は,昨夜からの雨が続いていました。深夜に“警報級の豪雨”の予報もありましたが,それほどには降りませんでした。  午後には天候が回復し,青空も見られました。  午前中,久しぶりに自動車の運転をしながら,「遠くを見るのは久しぶりだなあ」と思いました。  オンラインでの作業や連絡が続いており,画面を見ていて,遠くを眺めることがあまりありませんでした。  新緑の景色を眺めながら,気持ちよく運転できました。目も休まった気がします。  先回の「学習・活動」の続きです。前回以上に“後出しじゃんけん”がありますが,メモから一部を述べていきます。  休業のまま学年末を迎え,春休みでした。新年度に向けた企画委員会運営委員会)は,教育課程の編成と校務分掌で,次のような確認をします。
○ 3月の学習内容(単元)を,「新年度早々に取り扱うもの」「学年途中で扱えるもの」「次の学年の学習に組み込むことができるもの」…と確認・整理してカリキュラムを作成すること ○ 行事や活動は,「実施する」「時季変更で行う」「中止する」など複数で提案すること ○ 養護教諭の担当は,保健業務の他は外すこと(子供の健康管理に注力できるように) ……
 オンライン学習(オンデマンド型,同時双方向型)の検討は,「今ある“もの”(ツール)を活用する」こととなるだろう。子供達が「使いやすい」「(方法が)わかりやすい」ことから検討をしたい。 (略)  また,この頃は,「学校って何?」「学校の役割は?」「この行事は何のため?」など,“何のために”と問い返し,考え,話し合うことに時間をかけたでしょう。  そうすることによって,これからの教育につなげること,生み出すことの判断ができると思います。  新年度早々,学校が休校になりました。ここでは,3月と同じ対応とはいきません。家庭学習もドリル教材では,子供の学習は進みません。工夫した学習材が必要です。  学校・教室での学びでは,「よくできたね…」「その調子で…」「○○さんと相談して…」のように“形成的評価”が,“即時”に行われることで,子供の学習が深まり,意欲も高まります。その“役割”を家庭にお願いはできません。  そこで,「旅行的行事で学んだ(身につけた)○○を使った課題で…」とし,それを「○○で見られるように…」と目標を示していきます。  「学習ガイド」は,3月よりも具体的に「内容」「ねらい」「方法」「評価」などを分かりやすくして作成します。 (略)  学校再開では,学級の人数を減らして「3密を避ける」ことになります。そのため,「1学級が2教室で学ぶ」ことになり,教員が足らないということもありそうです。  その指導で生かしたいのは「複式学級の指導法」です。都市部の教職員には馴染みがないでしょうし,当地でも複式学級を解消してきており,経験者が少なくなっています。  一人の教師が2つの学年の子供達を指導することは,複式学級では普通のことです。そのときの「わたり」と「ずらし」という指導法があります。
わたり  二つの学年を一人の教師が同時に指導するとき,直接指導間接指導をバランスよく組み合わせ,一方の学年の直接指導を他の学年の直接指導に切り替えるときの教師の移動のこと ○ ずらし  直接指導と間接指導を組み合わせて,二つの学年の指導を進める場合,無理なく効率的に行うために,学習指導の展開過程に時間差をつけて指導すること
 他に「ガイド学習」もありますが,それまでに子供への指導(成長)が欠かせず,すぐには使えないように思います。 (略)  またまた長くなってしまいました。  いつまでも「もしも…」の話を続けるのは,日々奮闘されている現職のみなさんに失礼です。  「後出しじゃんけん」はここまでにします。  お読みいただき,ありがとうございます。 【参考 1】  先回,家庭との双方向の手段として無償提供に申し込むだろうと書きました。長期に利用できる無償提供は,試してみると思います。  ご存知の方も多いものですが,学校にGoogleアカウントがあれば,次のものが活用できます。  ◇YouTube   ・「動画」でオンデマンド型の教材を配信できます。ライブ配信も可能。  ◇Googleドキュメント   ・「文書」の教材を作成・配信(共有)できます。同じ文書に書き込むこと可能。  ◇Googleフォーム   ・「アンケート」を作成し,回収・集計できます。「テスト」を作成し採点もできます。  ◇Googleドライブ   ・「ドキュメント」「フォーム」の置き場所。学校で作成した文書を配信(共有)できます。 ※追記(5/20)  ◇学校向け保護者連絡ツール「C4th Home & School」(無償提供)   ・学校から保護者への連絡や文書配布,アンケートなどが簡単にできるアプリです。    家庭との双方向の手段として利用されてはいかがですか。 【参考 2】   ◇新城市立学校の「最新記事」一覧