ファクトチェック。4年に一度の「2月29日」
朝から曇り空で,雨の降りそうな天候でした。
昨日は,安倍首相の“全国一斉の臨時休校の要請”への対応で,全国の教育委員会,学校が,慌ただしく“初めての措置”に取り組まれたようです。
当地でも,休業期間の設定,卒業式の変更などがあり,子供達が「本年度の最終日(最終登校日)」を過ごしました。
今日,子供達,ご家庭は,落ち着いた一日を過ごせましたか。
ニュースで,「トイレットペーパーが買えなくなるので…。」と買い物客が列をなして,マスクに続き,ドラッグストアなどから“消えた”と伝えていました。
きっかけはネットなどの情報だったようですが…。
自分に届く情報は,その真偽を見極めて“受け入れる”,“伝える”ことが欠かせません。しかし,なかなかできません。
その真偽を見極める「4つの呪文」を提唱されている方がいます。それは, 情報を受け取ったら「ソ・ウ・カ・ナ」と4つの疑問をもちましょう。
また, 新型コロナウイルスによる肺炎をめぐる根拠不明の情報が世界中で拡散するなか,その検証結果を一覧できるウェブサイトが公開されています。
◇新型コロナウイルス特設サイト(FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ)
こちらも参考に。
今日は4年ぶりの「2月29日」でした。
Googleのロゴは「2020年うるう年」で,29が飛び跳ねていました。閏年は,英語で「Leap Year」,2月29日の閏日は「Leap Day」とも言われます。「Leap」は飛び跳ねるという意味もあって,ロゴが跳ねているようです。
閏年は,「オリンピックの夏季大会が開催される年」になっていますが,その決め方には約束があります。
「一年を365日(平年)」とする太陽暦ですが,地球の平均回帰年(1周)が約 365.242199日で,少しずつ季節と暦にずれが生じます。
これは,1582年にローマ教皇が制定した「グレゴリオ暦」によるもので,日本では,1873年(明治6年)に採用されました。
このため,「明治5年12月3日から12月31日」は,暦に存在していません。
そのときの「日本の太陽暦採用に関する法律」には,閏年の規定がありませんでした。そこで,改めて1898年(明治31年)にグレゴリオ暦に合わせた閏年に関する調整を定めました。
○「まだわからないよね?」…[ソ]ク断するな ○「報告かな,意見・印象かな?」…[ウ]呑みするな ○「他の見え方もないかな?」…[カ]タよるな ○「隠れてるものはないかな?」…[ナ]カだけ見るなの4つです。
明治三十一年勅令第九十号(閏年ニ関スル件) 神武天皇即位紀元年数ノ四ヲ以テ整除シ得ヘキ年ヲ閏年トス但シ紀元年数ヨリ六百六十ヲ減シテ百ヲ以テ整除シ得ヘキモノノ中更ニ四ヲ以テ商ヲ整除シ得サル年ハ平年トスグレゴリオ暦による閏年の規則は,
1) 西暦年が4で割り切れる年は閏年とする。 2) 西暦年が4で割り切れる年でも,100で割り切れる年は閏年としない。 3) 西暦年が4で割り切れ,100でも割り切れる年でも,400で割り切れる年は閏年とする。となっています。 閏年の薀蓄でした。 何かの役に立ちそうですか? 【関連】 ◇新型コロナウイルス特設サイト(FIJ|ファクトチェック・イニシアティブ) ◇【急告】新型コロナのデマ・ウイルスには「ソ・ウ・カ・ナ」が効く!(シモムラスイッチ)