集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『絵本むかし話ですよ 弐』(五味太郎・著)

花0121。 昨夜から強い風が吹き,日中も強めの風が吹きました。  天気のよい日でしたが,寒さを感じる一日でした。  机の上に,図書館から家族が借りてきた図書が置いてありました。  その一冊,『絵本むかし話ですよ 弐』(方丈社・刊)を読みました。  「何だこの話は…。」  第1話の行動心理学者は,次のように語り始め(?)ます。
むかしむかし あるところに アホな犬がいました。 むかし話の基本は アホというところにあります。
 アホなんて言って大丈夫?  昔話の登場人物はは,みなアホかもしれません。  そして,“ヘイト・スピーチ”満載なのかもしれません。  第4話で,
むかしむかし 「みにくいアヒルの子」 と呼ばれるやつがいました。 この呼び方は明らかにヘイト・スピーチです。 ヘイト・スピーチは今も盛んですが 「みにくいアヒルの子」は そのむかし話版ということです。
と満載して話を始めています。  第1話は「よくばりなイヌ」かな。そこから…。  第2話は「うさぎとかめ」かな。それが…。  第3話は「北風と太陽」かな。そこでは…。  第4話は「みにくいアヒルの子」かな。その旅立ちは…。  第5話は「三つの願い」かな。それだけ…。  第6話は「アリとキリギリス」かな。その暮らしは…。  よく知っている昔話が,五味太郎氏の描くピリッとスパイスがきいた“大人の話”の絵本になっています。  それぞれに登場する人物(?)に“多様性”の表れを感じます。また,ものの見方に“広がり”の意味を感じました。  五味氏が,第1話に「行動心理学者」を登場させた意味は…。  みなさん,五味太郎ワールドを楽しみましょう。
   目次 第1話 肉を咥えた犬と行動心理学者のお話 第2話 ウサギとカメとタヌキのお話 第3話 北風と太陽とお嬢さん 第4話 「 みにくいアヒルの子」と「得がたいアヒルの子」 第5話 みっつのお願いとひとつの現実 第6話 農業アリと音楽業キリギリスと文筆業イモムシのお話
【関連】   ◇五味太郎の最近のいろいろ(公式ブログ)   ◇方丈社 「絵本むかし話ですよ 弐(2)」