集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル』(志賀内泰弘・著)

滝0818。 今日も天気が良く,暑い一日でした。  “夏休み・盆休みの最終日”という方も多かったかと思います。ゆったりとした夏休みを過ごせましたか。  午後,当地の滝や川へ行ってきました。それぞれ行楽地ではありませんが,涼を求める人達がゆったりと楽しんでいました。  “自然を楽しむ”のは,“何も飾らない”のが一番のようです。  「いい話の図書館」で届いた図書です。  選書を楽しみにしていますし,志賀内氏の著書ですので「楽しみにして読む」はずなのに,なかなか手にできずにいた『ココロがパーッと晴れる「いい話」気象予報士のテラさんと、ぶち猫のテル』(ごま書房新社・刊)です。  手にできなかったのは,題名や表紙から“猫がキーになる”と感じたからです。猫や犬の苦手な者には躊躇する題名や表紙でした。  この図書については,6月3日の「みやざき中央新聞」の社説「お天気言葉は前向きに解釈する」で触れられており,気になっていた本でした。
 さて,あなたの人生は今晴れていますか? 強い雨が降っていますか? 吹いているのは爽やかな春風? それとも冷たい北風? 空の色は?  天気は,人間の意志では変えられないが,受け止め方は自由だ。そもそも天気には良いも悪いもないはず。(略)  だったら「追い風」とか「恵みの雨」みたいに(略)
 “レインボー銀座”の居酒屋『てるてる坊主』を舞台に,その店を切り盛りする 内堀勝雄,内堀寛子の夫婦,そして店を手伝う 真知子が出会う人と出来事が描かれます。  それを支えるのが,気象予報士のテラさんこと寺田直之助が地方テレビのお天気コーナーで伝える“ことば”です。  ぶち猫のテルは,テレビの天気予報を伝える頃になると,鳴いてそれを伝えます。テルの声を聞いて,大将(内堀勝雄)は仕事の手を止めてテレビに向かいます。  大将は「今日のことば…お天気は人生を教えてくれる」のコーナーを楽しみにしています。
 そんな自然と人間との関わり合いの中から生まれた「ことわざ」にスポットを当てて,悩んでいる人たちに「人生の生き方」をアドバイスするというものだ。  例えば,昨日取り上げた言葉は, 「雨は,一人だけに降り注ぐものではない」
 虹,雨,風,雪,太陽,季節…をテーマにした物語,それを彩る天気にまつわる「ことわざ」や「賢人の名言」が心に染み入ります。  居酒屋「てるてる坊主」のカウンターに座って,描かれる話,登場する人物に思いを重ねているような気持ちになります。  あなたのココロに“青空”が広がります。  みなさんに「元気」を!
   目次 巻頭カラー 登場人物紹介&テルが「てるてる坊主」にやってくるまで はじめに 第一章 「虹」のものがたり   "No rain,no rainbow" 第二章 「雨」のものがたり   雨垂れ意志をも穿つ 第三章 「風」のものがたり   樹静かならんと欲して風止まず 第四章 「雪」のものがたり   欲と雪は積もるほど道を忘れる 第五章 「太陽」のものがたり   「お天とう様が見てるぜ!」 第六章 「季節」のものがたり   夏炉冬扇 おわりに
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