集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『バカが武器』(ジョーカー福留・著)

実1018。 晴れの日でしたが,雲が目立ちました。  なかなか“秋晴れ”がやってきません。  午後,教育委員会へ“○○の報告”にお邪魔しました。  最近の情報をいただき,新しい知見がありました。ありがとうございました。  「バカ」という言葉に,どんな印象をもっていますか。  現代では,悪い言葉の一つかと思います。かつて(2003年)に『バカの壁』(養老孟司・著)がベストセラーになりましたが,最近はこうしたブームはなさそうです。  以前読んだ本ですが,その「バカ」という言葉が気になった『バカが武器』(扶桑社・刊)の話です。  著者の肩書(?)には,「元トラック運転手のIT社長」とあります。OSが何かも知らずに転職をした著者が,自身の体験と先進バカ企業の実例から,「バカ」は最強の能力であることを力説しています。  前半で,情報と専門家について語っています。著者のいう「バカ」のポイントがここにあるように思います。
 ・常識にとらわれない  ・人がやらないことをやる  ・自分の信じる道を,誰が何を言おうと気にせず突き進む  そして,もう一つのタイプは,面白いだけで「一見何の役にも立たなそうな情報」です。要するにムダなもの,不必要なもの,くだらないものですね。  そのくだらないネタが,プッという笑いを生み,張り詰めた空気を緩めてくれたり,和ませてくれたりします。だから一見何の役にも立ちそうもないバカネタは,実はこっそりと誰かの役に立っているのでしょう。
 現代は,新聞やテレビからの情報,ネットからの情報と,さまざまな情報が手に入ります。  それを“受け取る姿勢”によって,価値が変わってくると思います。
 情報を調べる手段がなかった時代は,広く浅い知識があることにも大きな価値がありました。もちろん本当に膨大で広い知識をもっている人は,今も必要とされていると思いますが,時代の流れは変わりつつあります。 (略) ネットで多くのことを簡単に調べられる時代には,中途半端にいろいろなことを知っていることに,あまり価値がなくなってきたのと同時に,「何か一つのことにすごく詳しい」という人の存在価値は高まっていると思います。
 “○○は誰にも負けない”と述べられるものを持っている人は,とても魅力的です。  著者のいう「バカ」の入口です。  著者は言います。
 「杭を打たれたくなければ,誰も杭を打てない場所を開拓し,自らマーケットを作ってしまえばいい」  今までの成功者は,周囲の人が気づかなかったり,それはできないと思っていたことを“実行”した人たちです。  そこに「杭」を打つバカでありたいと思います。
 古い本ですが,現在も“生きる”話がありそうです。  みなさん,あなたの「バカ」を発揮してみませんか。
    目 次 はじめに 第1章 バカの出番がやって来た 第2章 僕はいかにバカを武器に生きてきたか 第3章 バカ成功法則 第4章 4賢人に聞く「バカが武器となる秘密」 あとがき