「宿題」は。学校で一番長いのは「授業」です。
朝から強い雨の降る日でした。とはいえ,当地では雨が降り続けることはなく,傘をささずに移動や活動できる時間もありました。
急に降ってくる強い雨に気をつけながらの一日でした。
先日,大学生と一緒に,算数「資料の調べ方」の授業づくりを考えました。
新学習指導要領の取り扱いや学習のねらいを確認したあと,教科書の資料(データ)を使って授業をしました。
資料の整理を進めると,子供と同じように作業の早い子(人)と遅い子(人)が出てきます。
その“指導”について,大学生は,
「全員が終わるのを待って…。」
「できたところまでで止めて…。」
「できてないところは,宿題にして…。」
「○○して…。」
…
いろいろ考えが出てきましたが,体験から「宿題にする…」のが“普通”と多くが思っているようでした。
「それで,大丈夫?」
問題提起して時間切れとなりました。
こんなツイートがありました。
宿題をやってこない→宿題をやらせようとする→宿題を適当にやってくる。 宿題って本当に不思議だよな。いつのまにかにやらせることが教員側の目的になり、怒られないことが子ども側の目的になってるんだから。今日も,家に帰って“宿題”をした子がたくさんいたと思います。 宿題って,何でしょう。 以前,授業を参観した後,次のようなメモをしました。
◇授業を参観して 1 授業から学ぶこと ☆上手な受け応え ☆「黒板をながめてみてください」の指示 ☆「わからない」と言える子供がいる ☆「時間ほしい人」と問う 2 あなたならどうしますか? ☆課題(問題)が分かっていないようだ ☆子供達の発言(発表)が続くとき ☆間違った答えが発表されたとき ☆「ノートに書く」のは何か ☆「答えは同じ」は“同じ”か 3 教材研究,教材分析を (略)子供達が,学校で一番長く過ごす時間は《授業》です。 この時間が充実してこそ,よい学校生活です。 “充実”“満足”“納得”のある授業が増えるように,先生方が研鑽しています。 そのために“時間をかける”ことは,どの先生も大切だと思っています。 でも…。 「宿題は何のため…」を考えることに,時間が生まれるヒントがあるような気がします。 先生,いかがですか。 大学生に,どのように教えれば(答えれば)よいですか。