集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「虎教師への道」(1985年)

像0302。 天気の良い日になりましたが,朝,“白いもの”が舞いました。ビックリです。

 日中も気温が上がらず,昨日までのような“暖かさ”はありませんでした。

 北海道地方では猛吹雪のようです。被害や影響が大きくならないことを祈ります。

 さて,明日の天気は…

 午前中,作手中学校を訪問し,校長先生とお話をしました。

 地域の活動のこと,中学生のボランティアのこと,これからのこと,次年度のこと…

 お話を聞き,相談しながら,「どのように実現していくか」を考えました。

 ありがとございました。そして,よろしくお願いします。

 年度末になり,「一年を振り返るとき(時期)」であり,いろいろな“まとめ”を行っていると思います。

 教育に関わっては,今年度,新学習指導要領への準備,「働き方改革」に関わり教員の在校時間(勤務時間)や業務,児童生徒の部活動などの話題が多くありました。まだ“まとめ”とはいかず,“途中”であることが山積みかと思います。

 あらためて「教育とは…」「教師とは…」と考える機会も多かったことでしょう。

 まだ若手教員の頃(1985年),「虎教師」を目指すことを勧める話があったことを思い出しました。そのときの話は,次のような内容でした。

    「虎教師への道

1.教師に権威がなくなった

 (1)教育の三悪

  ・いじめ ・非行 ・体罰

 (2)教師雑布説

  私はぞうきんのような先生

  みんなのきたないものをぬぐってあげます

  きたないものはどんどんぶつけなさい

  私はがまんでいつばいです

  安心してだしなさい

  きれいにしてあげます

2.教師の権威とは

 (1)権成と権力

  ・腕力や権力の上に成り立っている授業

  ・衣の下からよろいが…

 (2)伝統的権成

  ・校長室の権威(ひげの権威)

  ・教壇の権成

 (3)人格的権威

  ・学者必ずしも良き教育者ではない

  ・人間としての良識

  ・子供のための教育

3.虎教師への道

 (1)気づく教師

  ・子供には批判より模範が必要である。

  ・伏せた茶わんにはお茶は入らない。

 (2)創意工夫

  ・すかさずの反応

  ・あまりにも伝統的な授業

 (3)教師の演技カ

  ・喜び,悲しみ,怒りなどを,さわやかに表現する演技カ

  ・演技者と観客の心がピッタリとつながる。

  ・子供から見た時,1対多の演技でなく, 1対1の演技になっているか

  ・教師は演出家でもある

 (4)教師の話術

  ・聞き手に対する配慮や気くばりのないのは,話したのではなく「言った」だけである。

  ・言った−− 言い合い−− 果し合い

 (5)情報収集

  ・子供を知る

   店頭販売 訪問販売 通信販

  ・子どもと授業以外の時間に,授業以外のことについて話し合う。

4.大人への警告

 (1)大人の幼児化

  ・自分で自分を叱れるか。

  ・物事を総合的に考えることができるか。

  ・自分で考えることができるか。

  ・自分で大人と子供の違いが考えられるか。

 (2)親のしつけ

  ・ある調査から,家庭教育を考える。

 「権威」「虎教師への道」から,その後の行動(指導?)の視座を得たような記憶があります。

 今日はここまで,続きは明日の記事で。

【おまけ】

 将来を考える子供に見せてみたい動画の一つ。

 山形県の広報動画です。#4まで公開されています。