集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

積雪。お正月の話。

雪1227。 昨日の小雪が,夜にはしっかりになりました。忘年会からの帰りには,すでに道路が白くなっていました。  今朝,外を見ると“真っ白”で,しかも雪が“吹雪のように”降っていました。  今季初めての道路への積雪です。出勤の方は,どきどきしながら慎重に運転されて出かけたことと思います。  自分も,道路のようすを楽しかめながら気を付けて運転しました。  出先から昼過ぎに戻りました。雪は降っていませんでしたが,気温は−1度でした。今日は「真冬日」だったかもしれません。  しばらく,この強い冬型の気圧配置が続くようです。  寒さへの対策をしっかりして過ごしたいと思います。  さて,間もなくお正月です。  最近は,「お正月も特別なことはしない…」といった話も聞きますが,みなさんはいかがですか。  お正月の蘊蓄(うんちく)です。話のタネにどうぞ。 ◇お正月に用意するもの  門松,しめ飾り,鏡餅おせち料理,屠蘇 ◇門松  神様が家々に降りてこられるための依り代です。門前を清めて年神様を迎えます。  新年を祝って,家の門口等に立てられる松竹の飾りです。松飾り,門の松とも言われるそうです。  古くは,木の梢等に神は宿るとされ,門松はその依り代として,そこに年神様を迎えて祭りました。  門松は,松とは限らず,榊,栗,楢,椿等の常緑樹であれば,何でもよかったのですが,今では松がほとんどです。竹を一緒に飾るようになったのは,鎌倉時代からだそうです。  門松を取り付けるのに,12月29日は「苦立て」,12月31日は「一夜飾り」といい,この日に門松を立てるのを嫌います。 ◇しめ飾り  しめ縄で作ったお飾りです。正面玄関の軒下に吊します。家の中にある古い年の不浄を払って,いつも神様をお迎えできますという印です。  正月に門松や,玄関,床の間,神棚などにしめ縄を張って,人間に災いをもたらす禍神が家の中に入ってこないように,呪いとして飾られます。  しめ縄は,左ひねりが定式で,これは左を神聖視する旧来のしきたりによります。  飾りには,輪飾りや,大根締め,牛蒡締めなどがあり,餅,昆布,松葉,魚,橙等を付けて飾ります。 鏡餅  神様へのお供えものです。最後に,それをさげていただくのが習わしです。  鏡餅は,生命力をもたらすとされました。  鏡餅のお飾りには,   ・うらじろ …… 長命をあらわす   ・ゆずり葉 …… 後の世代まで長く福をゆずる   ・だいだい …… 家系が代々繁栄する   ・昆布 …… よろこんぶ   ・干し柿 …… 幸福をしっかり取り込む   ・伊勢えび …… 海老の中でも最も立派な海老で,腰が曲がるほどの長寿を願う  みなさんのお宅では,どのような正月準備をされていますか。