「天皇誕生日」でした。
寒さが緩み“暖かい”一日でした。
今日は,国民の祝日の一つ「天皇誕生日」でした。
天皇陛下(今上天皇)が2019年4月30日に“退位”する決まってから初めての誕生日です。
会見では,残された日々の過ごし方について語られたそうです。
この度,再来年4月末に期日が決定した私の譲位については,これまで多くの人々が各々の立場で考え,努力してきてくれたことを,心から感謝しています。残された日々,象徴としての務めを果たしながら,次の時代への継承に向けた準備を,関係する人々と共に行っていきたいと思います。第二次世界大戦終結まで“天長節”と呼ばれ,明治以来,四方拝,紀元節,明治節とともに四大節の一つです。 この「天長」は,老子の一節「天長地久」からとられています。 明治以降,天皇と元号が一世一元ですから,天皇の治世が末永く続くことは,天皇陛下の長寿を祝うことにもなっている呼び名でした。 皇后陛下の誕生日は「地久節」と呼ばれ,これも老子から取られた言葉のようです。 資料によると,
天長節(明治5年まで) 9月22日 天長節(明治) 11月3日 天長節(大正元年・2年) 8月31日 天長節祝日(大正) 10月31日 天長節(戦前) 4月29日 天皇誕生日(戦後) 4月29日 天皇誕生日(平成) 12月23日と,天長節,天皇誕生日の日付がありました。 また,12月23日生まれの天皇は,過去に2名みえるようで,
光明天皇 (北朝2代 1321年〜1380年) 後奈良天皇 (105代天皇 1496年〜1557年)とありました。 陛下の退位が論議されるなかで,「四方拝から始まる元旦の一日」が分刻みで祭祀や儀式が続いていることが広く知られるようになりました。 寒さのなか,国家,国民の安寧を願ってみえます。 天皇誕生日に,正月元旦の過ごしか方を考えてはいかがでしょう。 【関連】 ◇天皇陛下お誕生日に際し(平成29年)(宮内庁)