「仕事は“はたおり”」(青春7)
朝から雲に覆われた空で,雨が降りそうではありませんが,どんよりした感じのした一日でした。
週末には,また雨が降るとの天気予報です。“秋晴れ”の続くことを楽しみにしているのですが,今年は変わりやす天候,不安定な天候が続きそうです。
お天道様,“いつもの天候”をお願いします。
『しんしろ青春の会』の7回目。1997(平成9)年10月の会報です。
まずフロイトの言葉「最初に言葉で譲歩すれば,その次にはだんだんと事実についても譲歩してしまうものだ」を紹介しています。
これは,さまざまな場面で言えそうです。
最近の“親子関係”でも気になることです。「それはダメ!」と強く言ってほしいのに,「嫌なの?」と聞いてしまう…。
この先にある「大切なこと」(真実)を譲歩しなくてもよいように,今,踏ん張ってほしい。
そう思うことが,しばしばです。
会報は続けて,『はたおりの名匠』と題して,サムエル ウルマンの詩を載せています。
大枝のたて糸の間を 陽はすみやかに日を折り返し はたおりの名匠は仕事場に 誓いを果たさんと力をつくす 春には機は花におおわれ 夏には緑にあふれ こおろぎが目覚めて声をあげるとき 仕上がりが波を打つこの詩を受けて,次のように書いていました。
私たちの仕事も「はたおり」に似たところがあるように思う。 似ているというよりは,はたおりの仕事そのものかも知れない。 大きな流れを示すたて糸にそって,よこ糸を少しずつ織り込んで一枚の布を仕上げていく。そこには花もあり,あふれる緑があるが,わずかでも慎重さを失うと糸がとび模様は乱れる。 仕事にははりつめた精神の持続を要求されるが,でき上がった時の充実感もまた,かけがえのない大きなものとなる。 よこ糸のひとつに,心をつなぐ「ことば」がある。 「ことば」について,この秋の二人のヒーローの一言を紹介する。 ****** 「言葉は力。言葉を武器にしないとな」 ──プロ野球セ・リーグ優勝チーム監督 野村克也さんの言葉から 「西武は勝たなけれぱいけない。しかしチームの生まれ変わりも必要だ。どう立て直すか。縮み上がったよ」 ──プロ野球パ・リーグ優勝チーム監督 東尾 修さんの言葉から間もなく,今年度の後半に入ります。あなたの“はたおり”が整っているのか,見直してみてはいかがでしょう。 新城市は,彼岸花が美しく咲くところが,各所にあります。 そんな彼岸花を取り上げていました。
ご存じですか? 世界に誇れる 彼岸花の里 それは,「しんしろ」です。 ・市内どこでも見られるヒガンバナ! ・先人の知恵の成せる技か! 知恵といえば,「ヒガンバナの不思議と人の知恵」 秋の風を感じるころ,忽然と姿をあらわすヒガンバナ。その赤い花を「燃え立つ野火」に連想した人がいます。このヒガンバナは野に咲く植物ながら,人との関わりが深いようです。人の知恵とヒガンバナの不思議に興味が引かれます。 (ヒガンバナの不思議)→(ヒガンバナの性質を利用した人の知恵) 夏に葉が枯れ,秋から冬に葉が濃い緑に繁る →夏に葉がなく,農作業に好都合 球根は他の植物の発芽や成長を妨げる化学物質を出す →農地の雑草の繁殖を防ぐ 球根は有毒物質を含むが,突き砕いて水に晒せば食用となる →飢饉のときの非常食 球根が浮き上がると,根が縮んで地面に引き戻す →田の畦,堤防の土止め効果 他の花の時期が終わるころに開花する →彼岸の供花新城市の彼岸花を観に来ませんか。