集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

村上氏を囲んで。

花0609。 今日は青空が広がった晴れの日でした。  昨日までの雨のせいか,空気は“温かく”はなっておらず,吹く風を冷たく感じました。  午後,市教委を訪問し,学校教育課長にお願い事を伝え,その後で情報交換をしました。  “今の学校”と“これからの新城教育”について話を聞き,一市民としてできることを考える機会となりました。  “「自由人」の考えたこと”は,すでに課長の考えにあることばかりで,忙しい方の貴重な時間を“無駄に”使わせてしまいました。反省しております。  ありがとうございました。  夜,千郷中学校の東北交流でたいへんお世話になった村上洋子氏(大船渡市日頃市中学校長)を囲んでの懇親会に参加しました。  村上氏は,東日本大震災当時,岩手県釜石市釜石東中学校の副校長でした。「釜石の奇跡」と呼ばれた取り組みの核となっていた方です。  その後,大船渡市立吉浜中学校日頃市中学校で,校長として防災教育に取り組まれてみえます。  千郷中学校とは釜石東中以来,交流を続けていただいています。
村上0609。
 新城市で咲く『奇跡のひまわり』は,吉浜中学校から送っていただいた種が花を咲かせ,それが代を重ねているものです。  講演では話されないだろう,「あの日の話」「ここだけの話」をうかがうことができました。思わず涙する参加者もいました。  村上先生,ありがとうございました。  明日は,郷中学校で10時から講演会が開かれます。都合のつく方は,ぜひお聞きください。  1984(昭和59)年,1年生の「習いごと」について保護者の方と話題にしました。  今とは状況が大きく違っていますが,そのときの学級通信に次のように書いていました。
 先週の後半,毎日帳(日記)の中に,次のような内容のものが,2,3人書いてありました。 「○○くんが休んだので,ぼくも休みました。」  これは「おけいこに行かなかった」という内容です。  小学校高学年になると,学校→そろばん→ピアノ→じゅく…などと,学校を終えてから予定をこなすのに忙しいような子も,多くいます。  一年生の今,習いごとに忙しい子はいないと思います。しかし,「始めたから最後まで…」という考えは,だんだん忙しい子を作っていくようです。良いことでも,数が多くては…。  私は,習いごとは,好きで続けられるものではなくては,身にならないと思っています。  たとえば,ピアノを習って,家でも毎日弾くのが楽しく,教えてもらうのを待っているようになっている。  そういう時は,習いに飛ぶように行くだろうし,嫌な時も休む気にならないだろうと思います。  上の文のように,“友達が行くから行く。友達が休むから休む”というのは,習いごとが,流行か,遊び場になっているからだと思います。そうだとしたら,行かせなくてもよい習いごとが,たくさんあるはずです。  小学校2年,3年…と,学年が進むにつれて,習いごとの問題が起きてくると思います。まだ,何の問題も起きていない今,ゆっくり考えてみませんか。  子供がたっぷりの時間をつかって,体をつかって遊ぶことは,無駄ではない,身になるのでは…?1984/05/27)
 このとき,一年生に「忙しい子はいない」と書いていますが,次に一年生を担任した時には,「一週間に習いごとを8つしている」という子がいました。その子は特別でしたが,「習いごとのないのは,週に2日…」などと,ない日の方が少ない子が目立っていました。  今,子供達の“習いごと事情”は,どうなっているのでしょう。そして,保護者のみなさんは,どのように考えているのでしょう。