先人のことば「道徳,教科の指導」
よい天気が続いて,今日も強い日差しがあり,暖かくなりました。
出先で子供連れの姿を多く見かけました。“運動会の代休”の子供のようです。
昨日,次の日曜日あたりに運動会・体育大会を開く学校が多いようです。
親子で楽しそう話をして,買い物や食事をしていました。
間もなく「特別の教科 道徳」が始まります。
学校では,これまでも“道徳の指導”をしてきていますが,教科になることで“変わります”。
それが「何」であり,「どのように」なっていくのか,それぞれの学校で説明されていると思います。まだ聞いてない方は,お尋ねになるっておくとよいと思います。
来年4月,“新しい”のは…。
若い頃,中学校で道徳の授業研究での教頭先生の言葉です。
○ 「類型化」とは 自分を見つめていくときに,その基になるように立ち止まる。 「A君は立ち止まっているか」…先生が「どう思いますか」と進むから,自分の中に戻ってこない。プラス方面から指導したい。 「いいなあ」と思うところを出す。「あこがれちゃうなあ」自分にはできなくとも,いいと思うところを浮き彫りにさせる。 ○ 資料の扱い どのように「世界」を見せるか 「ああ,いいなあ」と思うだけでもいいのではないか ※「先生は,ここがいいと思うから読むよ」と出していけばいい。教師の価値観を出していけばいい。叱ればいい。 ○ 話し方を鍛える 「短いことば」の裏側をきちっと出してやる。次の説明ができるような子どもに。 それをしないと「話せる子ども」「しゃべれる子ども」にはならない。 ※回りの子が,このやりとり(T-C-T-C-)をじっくり聞いていられるような学級,子どもに育てておかないと,子どもは育たない。教頭先生が,別の場面で,「中学校の教科指導」について言われた言葉です。
○ 多様性があっていい ・小学校の4,5の段階の子が,中学校でも4,5ではまずい。 ○ 教科部会を充実させること ・その教科の中でトップの人に他の人が近づいて行かなくてはいけない。 ・トップの人は,他の人を指導しなくてはいけない。 ・その人に聞きに行かなくてはいけない。 →トップの人に限りなく近づいていく。その人を乗り越えていく。 ○ 教科係…「教科係」とは,何をする係りか。 ・どういう活動を通して,学級の学習に寄与していくか。 ○ 記録…子どものノートは,きちっと整理されているか。 ・ノートで1年間の歩みをたどることができる。 ○「早く読む力」「覚えること(考えることをともなう)」 →このことをしないで中学生になっている生徒が多くないか。 ○ 軽視されていないか ・整理して頭の中に入れ,取り出せるようにしておく。新年度が始まり夏休みまでの折り返し(半ば)を過ぎました。 先生,これまでを振り返って,夏休みに向けた“策”を練り直しましてますか。