「卒業式の歌」という卒業式の歌
今日は,先週末からの厳しい寒さが緩んだようで,「あっ,暖かい。」と感じる一日でした。
午前中は雲が多かったですが,徐々に青空が広がり,日も出てきました。“低い日差し”ですが,その光に暖かさが増しました。
さて,明日は天気予報通りかな…。
まだ,卒業シーズンと言うには早いかもしれませんが,センター試験の終わり入学試験も大詰めとなり,その日も間近です。
こうした時期になると,マスコミやネットで「卒業式の定番曲」などの話題が取り上げられます。
以前のブログでは,2013年2月14日の記事のなかで,前年の卒業式で一番歌われている歌が『♪旅立ちの日に』だったことやランキングを紹介しています。
みなさんは,小学校,中学校,高等学校の卒業式で,どんな歌を歌いましたか。
その記憶の中に,
うららかに 春の光が降ってくる 良い日よ 良い日よ 良い日今日は 桜も薫れ 鳥も歌え 良い日よ 良い日よ 良い日今日はと歌ったことはありませんか。 壮年,中年の世代の方に記憶があるかもしれません。 『卒業式の歌』」(作詞・構成 小林純一/作曲・編曲 西崎嘉太郎作曲・編曲)です。 ◇「♪卒業式の歌(オペレッタ演奏会形式による)」(Ronshi) この曲は,“オペレッタ演奏会形式”になっていて,全員,卒業生,在校生,先生・保護者で歌う,長い演奏曲(約15分?)です。 今も,この『卒業式の歌』を歌っている,使っているという学校はあるのでしょうか。 当地では,ないような気がします。 最初に勤めた小学校では,「卒業式の歌」の一部分を使い,さらに歌詞を替えて,卒業式で歌っていました。卒業式全体が“歌(合唱)で構成”されていました。 この歌の他に,児童が作った歌・曲が組み込まれていました。 長い曲を歌ったり,曲を作ったりと,当時の子供達は“質の高い音楽”を体験して(学んで)いたようです。 子供が作曲した曲が,卒業式など行事を“盛り上げて”いたのです。 周囲だけかもしれませんが,「子供が歌を作って,それを全校で歌う。」ということはなくなっているようです。 習い事をして“音楽に親しんでいる子供”は増えているだろうに…。 それは,“授業時間の問題”なのか,“能力の問題”なのか…。 能力は,子供か,教師か…。 『卒業式の歌』を思い出して,いろいろ考えてしまいました。 【参考】 ◇「♪卒業式の歌(オペレッタ演奏会形式による)」(Ronshi) ◇「さくら咲く日に」(保護者から卒業生へ)(Ronshi) ◇「終わり」と「始まり」に向けて(2013年2月14日 『福禄寿』(仕事日記から)) ◇卒業式 定番ソング 年代別 ベスト3(イマコレ)