集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『社会をちょっと変えてみた』(駒崎弘樹・秋山訓子・著)

秋1118。  日ごとに木々の色づきが変わってきている感じです。  今日と通った道路から見える景色も,一昨日とは大きく変わっていました。  今が盛りの里山の彩。  明日は雨の予報です。紅葉狩りも,この週末が最後かな…。  「何かをしたい」「どうにかしたい」と思いながらも, 「今では○○だから…」「○○がないから…」と“言い訳”が浮かんできて,何もせずに時間だけが過ぎてしまいます。  「自由人」も…。  そうした気持ちが選ばせたのだろう『社会をちょっと変えてみた――ふつうの人が政治を動かした七つの物語』(岩波書店・著)を読みました。  「はじめに」で,
 「世界は意外に,フツーに変えられる」  はい今,ウソだあ,と思った人。  お見せしましょう。フツーの人たちが,いかに世の中を変えているかということを。
と書き始め,第1部で“7人のフツーの人”のことを紹介していきます。  登場する“フツーの人たち”は,日々の暮らしのなかで「保育園が足りない」「自立して暮らしたい」と思っていました。そこから行政へ異議申し立てをしたり,思いを共有する人を集め,政治家と出会い,パイプができ,政策形成や法改正につなっていきました。  「誰もが市民として持つ権利を行使した一般人たち…」と述べていますが,やはり“フツーではない”の感はぬぐえません。  第2部は“思い立ったら今からやれる極意マニュアル”です。  気になって手にした,読んで「できるかも」「やってみたいな」と思った…。  野崎氏が言う「草の根ロビイング」を始めてみませんか。
   目次 はじめに 第 I 部 「やってみちゃった人」たちの話  第1章 「保育園一揆」は一人の母の一歩から(曽山恵理子さん)  第2章 性的マイノリティ 「生きづらさ」と「政治」(明智カイトさん)  第3章 ビデオ屋雇われ店長から復興庁参与になった人(田村太郎さん)  第4章 体は動かせなくても 「障害者」が社会を変えていく(中西正司さん)  第5章 「踊らせない」風営法に挑んだラッパー(和田礼さん)  第6章 たった一つの小さな小さな保育園が大きく社会に広がった(駒崎弘樹さん)  第7章 NPO法を「作った」ロビイスト(松原明さん) 第 II 部 「じゃあやってみようか!」と思った人へ  草の根ロビイストで行こう! あなたが社会を変える方法   1.まずどう動く? 地元の課題から始めよう   2.手法はいろいろある!   3.国の法律を変える,新たに作る 国をちょっと動かすには
【関連】   ◇駒崎弘樹公式サイト   ◇駒崎弘樹:Hiroki Komazaki @Hiroki_KomazakiTwitter)   ◇駒崎 弘樹Facebook)   ◇「社会をちょっと変えてみた」特設サイト