『三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手』(三谷幸喜・著)
今日は,“子供の学びと追究”に触れ,考える一日でした。
「毎日が日曜日」を過ごしている身としては,頭と体のサビ落としに苦しみました。
脳に汗をかきました。
ご一緒した方々から,刺激のあるお話をうかがいました。ありがとございました。
三谷氏の『ありふれた生活』です。新聞連載は800回を超え,第14巻となる『三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手』(朝日新聞出版・刊)です。
第1巻が2002年に刊行されており,年1冊のペースで出されているようです。
本書のタイトルが「いくさ上手」ですが,そのタイトルでエッセイは収録されていません。
しかし,大河ドラマ「真田丸」の放送中であり,馬に乗る武者姿が表紙にあり,真田昌幸の“いくさ上手”を言っているのでしょうか…。
まず,「脚本家五十三歳の物思い」から始まります。その書き出しは,
年々,仕事がやりづらくなってきている。 五十三歳,脚本家。どう考えても,もう若手ではない。中堅というのも違和感がある。ベテランの最初の方。もしくはよく言って,中堅の最後あたり。“「面倒ジジイ」へ一直線”の脚本家の日々の“戸惑い”を,楽しく面白く読むことができました。 「どこが“ありふれた生活”?」 とは思いますが,三谷氏と一緒に戸惑ってみてはいかがでしょう。
目次 脚本家五十三歳の物思い 吉良家、運命の日は アガサの凄さに驚愕 志はワイルダー仕込み 真央さん、応援してます 劇評にいつも励まされた シビれる天知版「明智」 「演劇的」映画ってなに? 素顔のぞく「スター千一夜」 年齢重ねてグレードアップ 「真田丸」、いざ出陣! SMAP五人が揃う凄さ ネット言葉の不思議 髭で山賊?アニメの巨匠 「面倒ジジイ」へ、一直線 ほか【今日の小咄】 年末に「今年を振り返ってどうだった?」と友人に聞くと、「まだわからない。ジャンボ宝くじが残っているから」と。