詩「I am odd, I am new」
当地でも,昨夜は“暑さ”を感じました。
今日も,朝から天気がよく暑い日でしたが,吹く風は涼しく,日陰ではあまり暑くは感じませんでした。
「高原の夏」は,心地よい天候です。
小・中学校では,今日が一学期の終業式でした。
ホームページには,一学期を振り返ったようす,夏休みに向けた話などが載っていました。
◇1学期終業式(新城市立東郷西小学校)
◇1学期終業式式辞(新城市立八名小学校)
◇7.20 『校長の中学生日記』 NO.5(新城市立八名中学校)
充実した夏休みに!
今年,4月にFacebookに投稿された「詩」が,シェアされて,話題になりました。
◇Benjamin Giroux “I am odd, I am new ?#?oddtoo?”(Facebook)
彼は,アメリカに住む10歳の自閉症スペクトラムの少年です。
4月7日,「celebrate National Poetry Month」の詩を書くことになりました。
自分自身についての詩を書くこと。 ただし,いくつかの文は「I am…」から始める。そして,彼が書いた詩は,次のものでした。
I am odd, I am new I wonder if you are too I hear voices in the air I see you don't and that's not fair I want not to feel blue I am odd, I am new I pretend that you are too I feel like a boy in outer space I touch the stars and feel out of place I worry what others might think I cry when people laugh, it makes me shrink I am odd, I am new I understand that so are you I say, "I feel like a castaway" I dream of a day that that's okay I try to fit in I hope that some day I do I am odd, I am new. ******* ※いろいろな訳があると思いますが,ここでは次のように。 僕は変だ 他のみんなとは違うみたい みんなもそうなのだろうか 僕には風のなかの声が聞こえる 他のみんなは聞こえないみたいだから,そんなの不公平だと思う 悲しい気持ちにはなりたくない 僕は変だ 他のみんなとは違うみたい みんなもそうなんじゃないかな 僕は宇宙から来たみたい 星にさわることもできるけど,ここには居場所がないみたい 他ののみんながどう思っているか気になる 誰かに笑われると泣いてしまって 縮こまってしまうよ 僕は変だ 他のみんなとは違うみたい 実はみんなもそうなんじゃないかってわかってきたよ 僕は見捨てられちゃった人みたい いつか大丈夫になる日が来るといいな どうにか馴染めるようにがんばってるよ いつか馴染めるようにって 僕は変だ 他のみんなとは違うみたい彼の詩を読んだ両親は,その内容に感動しました。 翌日,学校で詩を発表するはずだったものの,彼は「学校には行かない」と拒否しました。どうやら,自分の詩に自信がなくなり,みんなの前で発表するのが恥ずかしくなったようです。 両親は,彼を少しでも元気づけるコメントが得られないかとの思いで,Facebook投稿しました。 この投稿を目にした全米自閉症協会がシェアすると,瞬く間に拡散することとなり,日本でも訳をつけて話題となっています。 投稿された詩には,両親の期待通りに,4万件以上の「いいね!」が付き,好意的なコメントも多く寄せられたそうです。そして,Facebook上に「#oddtoo」のタグをつけた投稿が広がっているようです。 これまで,寡黙で口数は少なく,両親から何かを聞かれても,一言以上の言葉を返すことすら滅多になかった少年が書いた「I am odd, I am new」で始まる詩には,いろいろな思いがわいてきます。 そして,「大切なこと」を考えさせてくれます。 みなさんの感想は,いかがですか。 【関連】 ◇Benjamin Giroux “I am odd, I am new ?#?oddtoo?”(Facebook)