集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『稲盛和夫の「成功の方程式」』(曹 岫雲・著)

花518。  天気のよい暖かい日になりました。  ちょっと古い本ですが,『稲盛和夫の「成功の方程式」サンマーク出版・刊)を図書館で借りて読みました。  出版社の紹介記事では,
 発展し続ける京セラ・KDDIの根幹にある揺るぎなき「稲盛経営哲学」とは  日本の経営哲学に精通し、稲盛哲学に心酔する中国人経営者が中国で刊行した『稲盛和夫 成功方程式(中国大百科全書出版社刊)』。そのうちの後編、「経営哲学」が今回のこの本です。経営において、稲盛哲学がどのように活かされているか。多くの書物をひもときながら、数々の事例とともに稲盛経営哲学を紹介しています。  「経営の原点十二か条」はとくに、経営者必読。心を大きく揺さぶられることでしょう。
とありました。  今まで,稲盛和夫氏の著作を読んできました。最近では,『京セラフィロソフィ』(サンマーク出版・刊)になるでしょうか。  それ以前は,『燃える闘魂』(稲盛和夫・著)(『福禄寿』(仕事日記から;サブ))になると思います。  “カリスマ経営者”と言われる方々も,次第に第一線を退いていくのですが,稲盛氏のエネルギーは衰えるがないような気もします。  本書は,著者の曹氏が稲盛氏の経営哲学について語っています。本書を通して,あらためて“哲学”を学び,そのエネルギーを得た気がします。  本書でも触れられている「経営の原点12か条」を。
  「経営の原点12か条」 1 事業目的・意義を明確にする  ・公明正大で大義名分の高い目標を立てる 2 具体的な目標を立てる  ・立てた目標は常に社員と共有する 3 強烈な願望を心にいだく  ・目標達成の為には潜在意識に浸透するほど強く持続した願望を持つこと 4 誰にも負けない努力をする  ・地道な仕事を一歩一歩堅実にたゆまぬ努力を 5 売上げは最大限に経費は最小限に  ・入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。 6 値決めは経営  ・値決めはトップの仕事、お客も喜び、自分も儲かるポイントは1点である 7 経営は強い意志で決まる  ・経営には岩をも穿つ強い意志が必要 8 燃える闘魂  ・経営にはいかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要 9 勇気を持ってことにあたる  ・卑怯な振る舞いがあってならない 10 常に創造的な仕事を行う  ・今日より明日、明日より明後日と常に改良改善を絶え間なく続ける。創意工夫を重ねる 11 思いやりの心で誠実に  ・商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。 12 常に明るく前向きで、夢と希望を抱いて素直な心で経営する
 会社経営だけでなく,日々の生活をはじめ,“普通の暮らし”にも通ずる12か条だと思います。  あらためて,稲盛氏に学んでみませんか
   目次 1章 「経営の原点十二か条」を読む 2章 成長を支える経営の特色 3章 哲理に満ちた会計学 4章 「利他の心」で成功を導く
【関連】   ◇『燃える闘魂』(稲盛和夫・著)(2013年9月22日 (日) 『福禄寿』(仕事日記から;サブ)) 【今日の小咄】  シャンプーに「十分すすいでください」と書いてある。  妹は,いつも十分間もかけて,すすぎをやっていたそうだ。