集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

キャリアコンサルティング。 4-3 社会人として (教育の再生)

花0116。 夕方になって日差しが出ましたが、朝からどんよりした“重い空”の天候でした。  今後のキャリアコンサルタント・キャリアコンサルティングを考えながら、図書や資料を読みました。  働き方改革が言われ出してから、さまざまな法整備があり、職場環境も変わってきました。さらに、新型コロナ禍によって、新しい制度が生まれたり、新しい働き方もできるようになりました。  あなたの職場でも、「働きやすくなった」と実感することがあることでしょう。  ところで、あなたの職場に“キャリアコンサルタント”がいますか。 あるいは、“キャリアコンサルティング”を受けられる仕組みがありますか。
(資料より引用) 「キャリアコンサルタントが職場にいたら、何してくれるの?」  キャリアコンサルタントは一言でいうと相談者のキャリアに伴走する仕事。  キャリア=ほぼ人生、なので、相談者次第でいろんなテーマが「キャリア」の話になります。  キャリアコンサルタントが職場にいたら、その人の役割は「業務上の(評価者でもある)上司とは違う立ち位置で」「聴くことに長けていて」「(内容によっては)その職場の事情にも合わせた情報提供やアドバイスができる」ということになります。  相談者が「からまった毛糸」をほどいて、どう動くかを自己決定できます。長期的にトレーニングが必要そうならゆっくり支援します。必要に応じて背中を押し、必要に応じて別の専門家(たとえば医療とか)につなぎます。そういう役割です。  一人で抱え込んだり、お門違いなこじらせになったりすることを減らして、その人なりのキャリア自律を後押しすることになります。
 現在の仕事、暮らしのなかに“からまった糸”を感じている方、職場のキャリアコンサルタントを訪ねてみてはいかがですか。     ◇「キャリコンサーチ」より     ◇「キャリアコンサルタントドットネット」より     ◇「きゃりぽ(caripo)」より  平成21年に発行された冊子『教育の再生(要約)』は、愛知県の教育に所縁のある宮田力松氏の図書の要約本です。  宮田氏が指導されていた頃とは状況が変わっていますが、今も変わらぬこと、考えたいことが述べられています。若い先生や教職を目指す若者に、これからの教育を創っていく参考にしていただきたいと思います。  この冊子から紹介します。 ********     4 新しい日本人像  「期待される人間像」が公表され四十年余経過し、日本人の精神的風土も大きく変化している。二十一世紀に生きる日本人を想定し、「新しい日本人像」(私案)を提案することにした。(以下、4-2のつづき)     社会人として   礼儀作法を重んずる人となれ ○ 日本人の挨拶は、オランウータンより劣るという。 ○ 江戸時代、若者掟を定め、礼儀作法を厳しく実践、大正期からの青年団は名誉にかけ厳正に行なった。 ○ 礼儀作法は、他人に尽くすべき敬意表現で、姿勢、起居、進退、敬礼、物の扱いが主な内容である。 ○ 社会を明るく心和む環境づくりに貢献する。   社会のため働く人となれ ○ 無料で国家、社会、人のために、自己の知識、特技などを生かす奉仕活動である。 ○ 日本は地震、台風、洪水など大披害が発生、奉仕活動は大きく役立っている。 ○ 具体的には、老人介護、障害者支援、環境浄化、植樹、雪下し、文化活動。 ○ 国際化が進み、日本人の奉仕活動が現地人に感謝されている。 ○ 奉仕者の清く、明るく、美しい心は、国家、社会、人のため計り知れない力となっている。   公徳心を重んずる人となれ ○ 「建物がよくなると、中味が悪くなる」と皮肉った人がいる。その一つが公徳心だろうか。 ○ 道路が良くなった。しかし日が経つとU字溝がゴミで埋まり、ビニール袋が風に舞う。よく見かける光景である。 ○ 幼稚園児がゴミを集め、親がまたゴミを捨てている。「平成」平らかに成るとは、あまりにもかけ離れている。   きまりを守る人となれ戦後民主主義の概念にも、いくらかの混乱がある。 ○ 戦後の社会は多様化し、高度化している。そのためか、きまりが時に大きく揺れ、それが人の心にも影響している。 ○ きまりの大半は日常的なこと、道徳的なことが多い。要は、個人の自覚を高めることである。 ○ きまりを守ることにより、自分の幸せが増えると思えばよい。 調理0116。   感謝する人となれ  日常生活をしていて気づく事は、身の周りのすべてのものは多くの人たちによって作られたものであるということである。高校の生徒で、自校訪問者にまで挨拶するようになったという。生徒は合点すれば行動は早い。感謝する人は、やがては感謝される人になると思っている。  基本は相手を敬う心をもち、一つ一つ実行する以外に道はない。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「教育の再生」〉で  注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。 【関連】   ◇後期中等教育の拡充整備について(第20回答申(昭和41年10月31日))?文部科学省)    ※ この答申で「期待される人間像」が述べられています。