集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

4-4 日本人として (教育の再生)

松平0112。 今日も青空が綺麗な晴れの日でした。  よい天候が続き、乾燥した日々で、喉が痛くなりそうです。ウイルスの感染予防に、うがいの励行に気をつけましょう。  また、火を使った後、お出かけ、お休み前など、火の元の確認を!! 火の用心!  TBSラジオたまむすび』のブルボン小林さんが担当する「マンガときどき、本」の放送(1/4)で、「そうなんだ!確かに。」という話題がありました。  この日は、毎年1月恒例の「『このマンガがすごい!』で1票も入らなかった中から選ぶベスト」からの話でした。
少年マンガ、少女マンガというジャンル分けが無くなった ・同じ作品が、「男編」とも「女編」とも、読み手によって違う …
 多くの方は、「『週刊少年ジャンプ』少年マンガです」と聞いて違和感はないでしょう。  けれども、今ではマンガを読むのは、雑誌だけではなく、アプリ・ネットでも読みます。おそらくアプリが大勢を占め、それによって描き方(縦に読む)も変わっているようです。  そうしたマンガの環境は、少年マンガや少女マンガという意識を持つことなく、「気に入ったストーリー」「好きなタッチ、絵」だから読んでいるのです。  高齢者に、「そうなんだ」と新しい気づきをさせ、時代の動きを教えてくれた話題でした。  平成21年に発行された冊子『教育の再生(要約)』は、愛知県の教育に所縁のある宮田力松氏の図書の要約本です。  宮田氏が指導されていた頃とは状況が変わっていますが、今も変わらぬこと、考えたいことが述べられています。若い先生や教職を目指す若者に、これからの教育を創っていく参考にしていただきたいと思います。  この冊子から紹介します。 ********     4 新しい日本人像  「期待される人間像」が公表され四十年余経過し、日本人の精神的風土も大きく変化している。二十一世紀に生きる日本人を想定し、「新しい日本人像」(私案)を提案することにした。(以下、4-3のつづき)     日本人として   伝統を重んずる人となれ ○ 伝統とは、日本民族の歴史を通じて生まれた信仰、風習、制度、思想、学問、芸術などである。 ○ 尊重とは、伝統を後継者が誇りをもって、これを受け継ぐことである。 ○ 伝統によって得られるものは何か。自分の国、日本人を心から愛し、それらを守る感動へと導かれることである。   道理を大切にする人となれ ○ 道理とは、なるほどと思うこと、世間が正しいと認めている筋道である。 ○ 「道理を破る法はあるけれども、法を破る道理はない」 ○ 人間の五感の外にある、もう一つの道理の感覚は大切なものである。   自然とともに生きる人となれ ○ 人間の生活は、空に輝く太陽と、地を彩る自然と共にある。 ○ 日本は自然環境に恵まれ、人々の精神的風土は正直で善行を重ね、道理を守る人が多い。これも自然の恩恵である。 ○ 自然の恩恵を自覚し、再認識することである。そうでないと自然とともに生きる計画は、目先きのものになる。 はーい0112。   郷土や国を愛する人となれ愛国心とは、日本に生まれ、日本の文化や伝統により育まれたことを自覚し、国のことを自分のことのように感じ、自己の職務を志実に励むことである。 ○ 単に自国を愛し、他国を排除する心情はもはや国を愛する心とは、全く異質のものである。   心豊かな人となれ ○ 人はさまざまな人生観をもって、日々生活している。 ○ 神仏を信じ、畏敬の念のある人 ○ 心くばりのできる人 ○ 仕事に打込んでいる人 ○ 学を好み趣味をもっている人 ○ 耐えぬく人 ○ 礼儀作法を大切にする人 ○ 恥を知る人  など ********  注)これまでの記事は〈タグ「教育の再生」〉で  注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。 【関連】   ◇後期中等教育の拡充整備について(第20回答申(昭和41年10月31日))?文部科学省)    ※ この答申で「期待される人間像」が述べられています。