2-19 清掃(例) (新しく先生となるみなさんへ)
また天候が崩れるようですが、今日は良い天候の一日でした。
用事があり、最近通ってなかった道路を走りました。
「ここに、こんなものがあったんだ。」「あれっ、前どうなってたっけ。」「新しい店があるなあ。」
普段と違う動き、行動は、新しい発見があってはいいものです。引きこもってばかりではいけませんね。
平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。
当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。
その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。
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教員の一日
19 清掃(例)
(1) 担任は,清掃区域を回って指導する。
身をもって示すこと,見届けること,よい点を見つけて褒めることが特に大切である。
(2) 打合せ
・全員揃って気持ちよくあいさつして始める。
・分担は,清掃区域ごとに子供の能力,道具の数,人数等を考慮して決めておき,輪番とする。
・曜日による重点目標,汚れの具合等により,ねらいをもって行わせることが望ましい。
(3) 清掃
・掃除の仕方は,実際に手を取って教えることや範を示すことが効果的である。
・分担の仕事を責任をもって取り組ませる。
・全体を見て,遅いところを手伝ったり,分担以外のことをやれたりするよう奨励する。
・分担区域の境界は,互いに協力し合うよう心掛けさせる。
(4) 後片付け
・整とんしやすいように収納の仕方を工夫する。
(道具に区域名,番号,ひもなどをつけ,収納場所を決め,一目で数の点検ができるようにする)
・ぞうきんはよくすすぎ,固くしぼって干させる。
(5) 終わりの話合い
・自分たちで反省・評価し,意識を高めさせる。
・教員は必ず見届け,指導をしたり労をねぎらったりする。
・清掃をし終えた満足感,きれいになった喜びを味わわせるようにする。
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注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で
注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。