オンライン狂騒曲。
寒い朝でした。日中は晴れて,暖かくなったような気もしますが,冷たい風が吹いて寒い一日でした。
午後,特別措置法に基づく愛知県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれ,県独自の「緊急事態宣言」が出されました。
県民に対して,5月6日まで不要不急の外出や移動の自粛を求めています。
◇愛知県 県独自の「緊急事態宣言」外出・移動の自粛求める(NHKニュース)
終息に向けて感染が鎮まっていくよう,一人一人が外出や移動を控えましょう!
企業が活用してきたWeb会議が,在宅勤務が増えたことで,“多くの人が知る”ものとなりました。
そして,学校の臨時休校が続くなかで,“オンライン授業・学習”に注目が集まり,それを利用しようとする動きが始まっています。
その動きを好ましく思っていますし,ネットを活用した授業を推進したいと考えています。
ただ,先生方の“発想”に心配していることがあります。
知人のリツイートで日野田直彦氏の「ZOOMなどの生授業、やめませんか?」の記事を知りました。詳細はオリジナルを読んでいただくとして,その理由として
【おまけ】
1、インターネット全体の負担が大きすぎる。 2、オンライン授業に慣れてない素人がいきなりするのは無理がある。 3、リスクマネージメントが全くできていない。の3点を挙げています。 “準備なし”で始まった今の状況は,すでにが回線が込み合ったり,Zoombombing(Zoom爆撃)が起こったりして,「仕事が進まない」ということもあり,そこに「授業」が乗り込んでいくのです。 これまで,学校がホームページを開設したり,校務支援システムを導入してきました。 それぞれ“素晴らしいツール”で,その時機の“新しいモノ”でした。 ところが,それを選ぶ視点は“これまでのモノ”であった自治体が多くありました。そのために「今までの書式を電子化するには…」のような“形の再現”が基準で選んだところもありました。 素晴らしいツールの持つ機能が使われない(使えない)まま,それが今になっても“お蔵入り”なんてこともあるかもしれません。 今回のオンライン授業も「1時間の授業をネットで再現する」ことだと考えているセンセイが多そうです。それは違うと思います。それが混乱のモトですし,子供にも先生にも役立ちません。 ネット“も”使って,子供の学びを広げていくという視点で,休業中の授業を構想していきたいと思います。 その積み上げが,「新しい教育を創る」ことへつながっていくのだと思います。 みなさんの地区の学校は,いつまで休校が続きますか。 そして,どのように“授業”を進めていますか。 【関連】 ◇愛知県 県独自の「緊急事態宣言」外出・移動の自粛求める(NHKニュース)