『令和を生きていくときに考えてほしいこと』( 学研プラス・編)
天気の良い日でした。
昨夜,満月を愛でましたか。
12月の満月は「コールドムーン」と呼ばれており,さらに“令和元年最後の満月”で,より(?)美しさがあったかもしれません。
白地に黒い文字というシンプルな表紙で,パラパラ漫画で有名な鉄拳さんのイラストが描かれている『令和を生きていくときに考えてほしいこと』(学研プラス・刊)です。
内容は,小中学校で使用される“道徳教科書に掲載の話”でした。
手にした時に気づきませんでしたが,題名に続いて「心にひびく道徳教科書の物語」とありました。
学研は「特別な教科 道徳」の教科書を発行しており,そこに掲載された“読み物”からの23編が載っています。
子どもたちの道徳教科書には、悩める現代人の“生きるヒント"が詰まっていた! 明日への一歩を踏み出す勇気をくれる、大人も読むべき人生哲学本! ! 大人も感動する「DOUTOKU STORIES」 23ストーリーを収録 かつて小学生&中学生だったオトナたちが、今読んでも胸にガツンとひびき、毎日の生活でしばらく乾いていた涙腺ダムも崩壊必至のストーリーを選び抜きました!23編のなかに,「銀のしょく台」のように“大人”も読んだことのある話がありますが,そのほとんどは“初めて読む物語”でしょう。 でも,登場する「ひと・ところ・とき」は,大人が“平成に聞いたことがある”知っていることです。 お子さんの教科書とは違うかもしれませんが,親子で一緒に読んではいかがでしょう。 文章から感じたことを語り合ったり,描かれた人やことの背景を伝えたりして,これから(令和)を考えることを楽しめかと思います。
目次 はじめに 第1章 #LIFE 第2章 #THINK 第3章 #HUMAN 出典一覧【関連】 ◇株式会社学研教育みらい ◇鉄拳 (@Tekken_omachi)(Twitter) ◇道徳教育(文部科学省) 【参考】 「特別な教科 道徳」の教科書は,下記の出版社から発行されています。 小・中学校では,各地区で採択された教科書を使用します。 ・東京書籍株式会社 ・学校図書株式会社 ・教育出版株式会社 ・光村図書出版株式会社 ・日本文教出版株式会社 ・株式会社光文書院(小) ・株式会社学研教育みらい ・廣済堂あかつき株式会社 ・日本教科書株式会社(中) 【備忘録メモ】 「第1章 #LIFE」の『電池が切れるまで』は,次の詩から話が始まっていました。 初めて知った詩でした。
命 命はとても大切だ 人間が生きるための電池みたいだ でも電池はいつか切れる 命もいつかは切れる 電池はすぐにとりかえられるけど 命はそう簡単にはとりかえられない 何年も何年も 月日がたってやっと 神様から与えられるものだ 命がないと人間は生きられない でも 「命なんかいらない。」 と言って 命をむだにする人もいる まだたくさんの命がつかえるのに そんな人を見ると悲しくなる 命は休むことなく働いているのに だから 私は命が疲れたた言うまで せいいっぱい生きよう*11歳の宮越由貴奈さんが書いた詩。