「特別支援教育」と「学級」は
朝から降っていた雨は徐々に小降りになり,午後には上がりました。気温が低く寒い一日でした。
大型で非常に強い台風24号が,沖縄地方を通過の後,日本列島に向かってくるようです。台風21号のような強風と豪雨の被害のでないことを願います。
今後の台風情報に気をつけていたいと思います。
先日,若い教員のSNSの“独り言”の内容が気になりました。
「その学校,大丈夫?」という不安です。
言葉にした(なった)経緯や,実際のようすを承知していませんので,実体のない不安です。
次年度の準備(財政・人事)が始まったのでしょう。校長先生が,
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「何としてでも,来年の学級減は防がなきゃいけない。」 「そのカギは特別支援学級だ。」と口にされたそうです。 「学級数が減る=教員数が減る」ということで,教員数が減れば“分担される業務”が増えてしまいます。これは,校内の業務見直しで対処できることではありません。 それを思い,先の言葉が出たのでしょう。その気持ちは分かります。 ただ,気になるのは「そのカギは特別支援学級だ」とした“気持ち”です。 独り言は続きます。
「手厚く見てもらえる。」 「苦手な勉強を補充してくれる。」 そんな誘い文句で,必要ない入級が行われて,本当に必要な特別支援なんか,これっぽっちもできない。今では,そのような対応をする学校はないと思っていましたが,若い教員は,それを目の当たりにしてきていたようです。 「この学校は違っていたはずなのに…。」 大人の都合は,いらない。
学級一つ増えるか減るかで,専科がつくつかないが決まるんだから,学校にとって大きな問題なのは確か。 それに,専科がいなくなることで担任の負担が重くなる現実も,痛いほど分かる。 でも、それと特別支援学級の在り方に,何の関係があるのか。 来年から通常学級で頑張ろうとする予定の子が白紙に戻されたり,特別支援を求めていない子が無理に○○会議にかけられたり…。 そんな姿はもう見たくない。一人一人の教育的ニーズを把握し,その子のもつ力を高め,生活や学習上の困難を改善・克服できるように,必要な支援を行っていくのが「教育」の役割です。 子供の成長を一番に考える教育でありたいものです。 みなさんの地域の「教育」は,役割を果たしていますか。 先生,チームで取り組んでいますか。 【参考;台風24号の進路】