もくじ まえがき … 孔子の人生論 第1章 古代ギリシャの哲学 タレス[哲学の祖] 「万物の根源は水だ」 ソクラテス[無知の知] 「自分の無知を知っている」 プラトン[イデア論] 「善悪ニ頭立ての馬車」 アリストテレス[万学の祖] 「世界最初の動植物園」 第2章 イギリス経験論と大陸合理論 ベーコン[帰納法の哲学] 「学問はタカに似ている」 デカルト[方法序説] 「我思う、故に我あり」 カント[純粋理性批判] 「認識のコペルニクス的転回」 第3章 ドイツ哲学の全盛期 ヘーゲル[弁証法の哲学] 「否定なくして発展なし」 ショーペンハウエル[意志の哲学] 「意志が全ての源泉だ」 ニーチェ[超人哲学] 「小児の無垢の心」 第4章 現代世界への挑戦 ダーウィン[種の起源] 「自分の好きなことに没頭する」 マルクス[史的唯物論] 「哲学は解釈でなく変革だ」 デューイ[プラグマティズム] 「多様性こそ進歩の原因である」 サルトル[実存主義]…「自らを未来に向かって投げよ」 あとがき…人間は人間に興味をもつ【今日の一言】 好きなことは,どんどん掘り下げる。そこに「成功」が埋まっている。
『はじめての哲学』(石井郁男・著)
天気のよい日になりましたが,朝起きて「寒い!」と声が出てしまいました。
明日の朝も寒そうです。今夜は温かくして寝ようと思います。
今日,全国の小中学校で「全国学力・学習状況調査」が実施されました。
小学校6年生,中学校3年生のみなさん,できましたか?
熊本県など被災地の子供たちは,どうしたのかな?
テレビのニュースで扱われたのかな。
◇熊本県熊本地方を震源とする地震の発生を踏まえた平成28年度全国学力・学習状況調査の実施について(文部科学省)
カバーの見返しに「哲学者の人生に、生き方を学ぶ! 14人の哲学者の人生をたどりながら、その思想を学ぶ哲学入門書。」とある『はじめての哲学』(あすなろ書房・著)を読みました。
「哲学する」という言葉がありますが,この本を読んで“それはありません”でした。
この本に登場する話をたどりながら,「哲学の人物史」を知ることができます。
「どこかで聞いたことある。」という話や言葉が出てきます。
まず,最初に「哲学の祖」と言われるタレスが登場します。
そこに「測地学」や「幾何学の五定理」が出てきます。
これは《数学》です。
大学の先駆けとなるアカデメイア学園を開いたプラトンは,その入り口に「幾何学を学ばざる者は入るべからず」と掲げました。
哲学者プラトンが,なぜ“幾何学”とわざわざ書いたのは…。
哲学の本ですが,“数学を学ぶ”ことを改めて考えました。
「数学する」ことを楽しもうと思います。
図書紹介に「限られた授業時間の中で、哲学史の流れをつかみ、哲学の世界が身近に感じられるよう、セレクトした14人の偉人たち」とある通り,いろいろな“哲学の人”から哲学に誘う一冊です。