今月3日に
新紙幣が発行されました。もう手にされましたか。
現金が必要で郵便局のATMを使用しました。「
もう新紙幣が出てくるかな」と期待して、
一万円札と
千円札が出るように「
○万10千円」としました。
出てきたのは
旧札でした。期待通りにはなりませんでしが。紙幣は連番の新札(ピン札)でした。ちょっと得した気持ちにもなりました。
一万円、五千円、千円の新紙幣が発行されましたが、「
二千円札」は新しくなりませんでした。
2000(平成12)年に発行されてから、今も“
新紙幣”のままということになります。絵柄は、表が「
沖縄首里城の守礼門」、裏は「
源氏物語絵巻」です。
この機会に大きく取り上げられてよさそうですが、それほど流通していないからか…。
最近、手にしたのはいつですか。
昨日の
『現場からの教育改革21の提言』から、内容や活動を承知していたり、関わったものを紹介します。
“
二昔”のことですが、今の学校、先生方に参考となるモノがあると思います。
最初の「教育改革への思い」で、監修者が
人の暮らし方や生涯は様々であり当然異なっていますが,いずれもかけがえのない貴重なものであり,それぞれの価値を持っています。それだけに,今の時代,これからの時代を,いかに生きていくかが重要であります。その生き方や生きていくために必要な事柄を学ぶ,これを支えるのが教育であると考えます。
と述べています。
古くから教育で言われる“
生きる力”を育んでいくのに、必要な事柄があり、それを“
教える”ことではなく、“
支える”のが教育であると、それぞれの内容の価値づけを述べていきます。
「学ぶ」ことは個人が行うことでありますが,学校や家庭・地域あるいは広く社会とのつながりの中で,個がどのように存在し,育まれていくかを認識して学んでいかなければなりません。
地域連携や協働が言われますが、その
連携や
協働において、それを担う方々が、子供や大人の姿を“
認識して”いることがなくては、実を結びません。
こうした状況をいかに変えていくかが,社会に課せられた課題であります。
(略) 私たちは身の回りが少し落ち着いてくると,現象には目が行くが,とかく自分にかかわる問題ではないとして,急速に卜一ンダウンし,子どもをめぐる問題を取り上げなくなってしまいます。しかし,個々に起こっていることは,やがて社会の動きに波及し,わが身にも関係してくることはよくあることであります。
今も、子供を取り巻く課題は山積です。それを課題とするとき、“
現象”だけが取り上げられていないでしょうか。
10年後、20年後の社会を創り、担う“
子供”を支える教育となっているでしょうか。
学ぶことは,楽しいことばかりではなく,苦しみを伴うものであります。こうしたことに耐え,困難を乗り越えていく術も教えていかねばなりません。これが大人の責務であると考えます。
ネット社会のなか、“
すぐに情報が得られる”ことで、学びの形や質が変わりました。一方で“
すぐに出ていく情報”が切り取られ、短絡的に捉えられたり、歪んだ解釈となったりすることを極端に恐れるようになりました。
“
毅然とした態度”が相応しい表現かどうか分かりませんが、子供や社会に対する
大人の責務を果たす向き合い方(生き方)をしたいと思います。
教育改革は,真に子どものためにあるべき教育を打ち立てていくものでなくてはなりません。家庭や地域の教育力が弱体化しているといわれる中で,学校教育の改革だけに力点が置かれてはならないと考えます。本書のいくつかの実践が,学校と家庭・地域が「子どもを思う愛」によって結ばれていくことを目指しているのもこの点だと思います。
学校と家庭・地域の連携が、「
子供を思う愛」によって結ばれるものであることを願っています。
(つづく)
********
注)
これまでの記事は〈タグ「教育改革21」〉で