朝は雲が目立ちましたが、昼前には青空の晴れた日になりました。
午前中、
わくわくバルーン(キャリア
コンサルタントの任意団体)の
勉強会でした。
前半は、“
サブスクリプション”をメインにした最近の経済(?)状況について解説があり、質疑でした。後半は、
マインドフルネスについて、インスト
ラクター資格を持つメンバーからの説明を伺いました。
“
サブスクリプション”は、商品やサービスを所有・購入するのではなく、一定期間利用できる権利に対して料金を支払い定期購読・継続購入をするビジネスモデルです。
「
所有」から「
利用」へ、「
もの」から「
こと」へと社会が大きく変化している様子、そこに“
スマホ経済”の進展があることなど、新しい気づきのある話題でした。
教育・学校とは直接関係しない話題のようですが、企業と同じように「
いかに○○へシフトしていくのか」を進めること、それが「
個別最適な学び」への取り組みに欠かせないことなど、教育に携わるみなさんにも学んでほしいと思いました。
キャリア
コンサルタントとしてのサポート、活動への学びの時間でした。
ありがとうございました。
先日、知人から
「広げよう!いのちの授業」プロジェクトの資料と授業事例DVD、そして新刊本『
「いのちの授業」をつくる』(さくら社・刊)を送っていただきました。
本書の発刊を知っていましたが、今の生活で“
授業”はなさそうなので、手にしないでいました。
萌葱色の表紙(カバー)に、白文字で題名と著者名が書かれ、そして
鳥(
鳩?)が
線(
糸?)で描かれています。裏表紙にも、
線(
糸?)で描かれた
鳥が描かれています。
カバーを広げると、線が両端まで続いており、これは「
糸」、そして鳥は「
親子の鳩」なのだと見えてきました。
カバーを外した本は、白地でした。表紙と背は同じですが、裏側は真っ白でした。そこに“
糸”はなく…。その“
意図”は…。
表紙の糸は、目次に続き、若芽、図書、山を描き、紙飛行機になって、読者を「
いのちの授業」へ誘っていきます。
本書は、出版社が「
道徳科・教育読み物」とする図書で、あとがきで
・現場の教師が悩んでいるが、その解決策はある。
(略) その思いを、学校現場で活かせる、教師の生の声に答える「いのちの授業」をつくる本として綴りました。
と述べており、書店では“
教育書コーナー”に並ぶのでしょう。
それを残念だと思いました。
多くの人に読んでほしいというより、学校をステージとする「
保護者」や「
地域の方」に読んでいただきたいと思うのです。
学校の外にいるからこそ見えるものがある。教師を体験しているからこそみえるものがあります。
と著者が述べるように、本書から“
見えたもの”の
声を届けていただきたいのです。
本書がつくる授業に、その“
声”を活かして、「
わたしと子供の授業」を創ることをお勧めしたいのです。
本書は「
いのちの授業」を述べていますが、その”
授業づくり”は、どの教科・指導にも活かせることです。
読み終え、手元に置いて、何度も読むのもよいでしょうが、先生(教員)に勧めるのは、思い切って“
本をばらす”ことです。第一章で外し、そして第二章でばらし、
3分冊にします。
第一章を日々読み、意識して行動していると、子供と授業への構えが変わっているのに気づくと思います。
第二章は、子供達も読むことができる場所に置いてはいかがでしょう。子供の生活に「
いのち」が表れてきます。
第三章からは、授業を考えるとき、授業を振り返るときに、ゆったり読めるようにしてはいかがでしょう。
また、第三章で“
「いのちのメッセージ」朗読動画を作る”との提案があります。すでに、観察や見学などの動画を作っていると思いますが、そのとき、“
画(え)の対象”は、皆同じです。
「いのちのメッセージ」の“
画(え)”が、子供により異なります。同じテキストであっても、書体や表示の仕方が違うなど、その子が表れます。
“
それ”を素材とする授業づくりは、新しい視点、発想を得られるように思います。
内容とは別の勝手なことを書いてしまいましたが、本書が
あなたの“「いのちの授業」をつくる”ことに役立つのは確かです。
「いのちの授業」が、多くの先生、多くの学校に広がっていくことを願っています。
先生、保護者、地域の方に、お薦めです。
読書メモより
○ どうしても初発問が、「○○」や「○○」に関わるものとなります。この段階で、すでに授業のゴールを察する子どももいます。
○ 多くの「いのちの授業」と出会ってきて思うことは、教師が子どもとともに考えようとしている授業です。「○○なもの」といったことを教えようとすると、かえって子どもは授業から離れてしまうように思います。
○ 「わからないに手をあげました。わたしは死んだことがないからです。みんな、(略)」
○ 誰の心の中にも、仏様(強い自分)と鬼(弱い自分)が四十九対四十九います。あと二を、どんな目線を持つかで行動は決まります。
○ 良いこと楽しいことに、意識して目を向けるからです。(美点凝視)
おだやかな顔で、優しい言葉をかけるからです。(和顔愛語)
楽しいから笑顔ではなく、笑顔でいるから楽しくなるのです。
○ 指導しても改まらないかもしれません。とはいえ、指導をすることを止めてしまってはいけません。(略) 子どもは変わると信じて、教師の思いを伝え続けるべきです。
○ (略) そこから子どもは自分の心に深く入ろうとするものです。教師は子どもを信じましょう。
目次
はじめに 「いのちの授業」をする あなたへ
序章 私の思い
第一章 「いのちの授業」とは、何を、どのように学ぶのか
第二章 子どもたちに伝えたい「いのちのメッセージ」(話材集)
第三章 明日へ、「いのちの授業」つくりの実践ヒント
第四章 今、「いのちの悩み」に答える
あとがき
【参考】
◇【紹介】いのちの授業を広めたい(2022/09/25 玉置研究室)
◇ 新刊「いのちの授業をつくる」の感想が続々届く(2022/09/24 玉置研究室)
【関連】
◇いのちの授業 鈴木中人 公式サイト〜いのちをバトンタッチする会
◇「いのちの授業」鈴木中人 いのちをバトンタッチする会 命の授業(@inochijugyou)(
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