集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

今日は「敬老の日」。

花919。  台風16号の接近,前線の影響で,荒れ模様の天気のところが多かったようですが,当地では思ったより“よい天気”でした。  夕方になって雨が降り出しました。今後の台風・気象情報に気を付けて,備えと対応をしていきたいと思います。  大きな被害を出さずに過ぎていきますように!  今日は国民の祝日の一つ「敬老の日」です。  1966年に「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し,長寿を祝う日」として国民の祝日に制定されました。  “老人”に係るものとして,この時期に
老人の日」 9月15日;老人福祉法による 「老人週間」 9月15日〜21日;老人福祉法による 「敬老の日」 9月第3月曜日;祝日法による
などがあります。  あらためて「敬老の日」や「老人の日」を調べてみると,「へぇ〜,そうなんだ。」ということがありました。  まず,9月に祝日などが設けられたことに,聖徳太子が,9月15日に大阪に四天王寺を建立し,四箇院の制を実施からだ。」という説がありました。  「四箇院の制」は,敬田院(寺院),施薬院(薬局),療病院(病院),非田院(身寄りのない方の施設)をまとめて運営しようというもので,“身寄りのない方の施設”は,現在の老人福祉施設(老人ホーム)の先駆けだったようです。  聖徳太子が「老人のために行った」というのは,「さすが!」と感心し,それが由来という話に納得しそうです。  しかし,この説には根拠がなく“間違った由来”のようです。  「敬老の日」の由来として言われるのは,1947年(昭和22年)に,兵庫県多可郡野間谷村の村長と助役が「としよりの日」を提唱したことです。  村長と助役は,お年寄りを大切にし,昔から伝わる知恵を借りて村作りをしようと考え,農作業も一段落し天候もよい9月15日を「としよりの日」として敬老会を開きました。  その後,これが全国的に広まっていき,9月15日は「敬老の日」となっていったということのようです。  兵庫県多可郡野間谷村(現 兵庫県多可町)は「敬老の日発祥のまち多可町」として広報しています。  ところで,総務省統計局が8月22日に公表した「平成28年8月報」では,総人口が「2016年3月1日現在(確定値) 1億2696万3千人」「2016年8月1日現在(概算値) 1億2700万人」となっていました。
グラフ

 そして,昨日の発表では,「日本の65歳以上(高齢者)の人口は3,461万人」「総人口比は27.3%」でした。
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 統計的な“年齢区分”によって高齢者が増加していくのは避けられません。  しかし,その数字の通りに“社会の状況が老化していく”かというと,そうなっていないように思います。  「少子・高齢化により…」,「若年層が…」…  「老人」を,ステレオタイプで語っていたり,思い込んだりしている方が,まだ多いような気がします。  新しい社会の構成を,まっすぐ見つめることで,これまでの「捉え」や「発想」を変えて,これからに「明るさ」を見出している方々が増えています。  老年,壮年,青年,少年…それぞれが「夢」「希望」を描き,それを共に(友に・伴に・供に)創っていく明日を。  みなさんの元気で! 【おまけ】  チアリーディングとダンスの全国選手権大会「USAナショナルズ」に,ゲスト出演した『ジャパンポンポン』です。  このチームは,平均年齢が70歳という“シニア・チアリーダーチーム”です。
 チームに入る条件は「55歳以上であること」と「自称・容姿端麗であること」だそうです。  彼女らは言います。
 年齢に関係なく,やりたいことにチャレンジしよう!  今からでも遅くない!  そして、一度しかない人生を楽しもう!
 あさ,始めよう! 【関連】   ◇敬老の日発祥のまち多可町 敬老の歌兵庫県多可町)   ◇総務省統計局     ※統計トピックス総務省統計局)  ※ グラフ画像は,ネット記事から借用しました。感謝