曇り空の“
肌寒い”日でした。
午後、地区の
白鳥神社で
初午祭がありました。
初午は、2月最初の“
午の日”を言い、今年は2月5日(日)でしたが、当地では例年2月中旬の日曜日か祝日に行っています。
初午祭は、稲荷社の本社である
伏見稲荷神社に由来します。稲荷の名は「
稲生り」から来たともいわれ、
伏見稲荷神社の祭神
宇迦之御魂の神は、五穀をつかさどる食物の神、農耕の神といった
農業神です。
これから始まる農作業、作物の生育が順調であることを願ってお詣りしました。
移動時間で読める“
本”を探そうと、
Audibleを見ていると、聴き放題の中に『
星の王子さま』(完全版)がありました。
昔読んだと思うけど、王子がいろいろな人に出会うこと、“
ウワバミの絵”があったことぐらいしか思い出せません。
書籍を改めて読めばよいのですが、なかなか開けずにいました。
Audible版は
梶山はる香さんの朗読で、再生時間が 2時間36分 と短めです。これなら聴けそうだと思い選びました。
聴き始めると、話の内容を思い出しますが、言葉や会話は“
新鮮”です。記憶があいまいなこともありますが、それより、梶山さんの“
声”が、新しい世界に誘ってくれます。
あらすじは必要ないでしょうが、備忘録として記しておきます。
飛行機のトラブルにより砂漠への不時着をした「僕」は、砂漠の過酷な環境下でさまよいます。「僕」が孤独な時間を過ごしていると、小さな「王子さま」に出会います。
王子さまの星はとても小さく、三つの火山があり、その一つは休火山で、美しい花が一輪咲いていました。気高い花に注文をつけられ、星にいるのがいやになり、他の星に旅に出ました。たくさんの星をまわって地球にきたのです。
旅の途中、一番目の星で「威張りたがり屋の王様」、二番目の星で「うぬぼれ屋」、三番目の星で「酔っ払い」、四番目の星で「ビジネスマン」、五番目の星で「点灯天」、六番目の星で「地理学者」に出会い、それぞれに“質問”をし“会話”をしてきました。
そして僕と…。
小さな王子は故郷の星に帰り…。
星に住む人は、その“
世界”に疑問は持っていません。それを王子が「
○○は何?」と尋ねます。
権力、人気、快楽、財力、労働、学問…
「
心で見なければ、よく見えないっていうこと。大切なことって目には見えない。」
“
僕と王子の会話”、“
王子の旅”に、新鮮な気づきがあり、思いが生まれました。
新型コロナ禍の続く今、大人のみなさんに、改めて読むことをお薦めする図書でした。
お子さんと一緒にいかがですか。
【関連】
◇あのときの王子くん LE PETIT PRINCE(大久保ゆう・訳/
青空文庫)