3.(2-2) へりゆく林業 (わたしたちの村)
昨日の暴風と豪雨が“空気を変えた”ようです。今日の天気はよく,気温が上がりましたが,朝の風は冷たく,夕方には涼しい風になりました。
まだ暑い日が続くでしょうが,季節は秋に向かっています。
今日,用事があって“街”に出ました。平日ですが,夏季休暇に入っている方が多いようで,“密が心配になるようす”があちこちで見られました。
昼食も,空いた場所・店を探して“やっと”選べました。
「愛知県まん延防止等重点措置」が発令されていたり,感染者が急増していたりする状況ですが,それによる“変化”を感じる場・時はありませんでした。
感染予防に気を付けて用事を済ませ,帰宅しました。
郷土読本『わたしたちの村 つくで』(1995・平成7年 改定発行)の「三、作手村の産業」からです。
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(二) のびなやむ林業
2 へりゆく林業
(1) 木材
昭和50年代になると,林業にたずさわる人々の努力にもかかわらず,国産の木材はのびなやみました。以前に比べ,安い外材がさかんに輸入されるようになったからです。また,値段の高い,太くて大きな木もほとんどなくなってしまいました。そのため,林業をやめて,収入の良い工場などで働く人がふえてきました。1991(平成3)年,林業の生産高は三億二二〇〇万円で,これは村の総生産高の,わずか48パーセントにすぎなくなってしまいました。
作手村の林業を支えているのは,スギ・ヒノキなどの木材です。現在,スギは安いため,ヒノキが主に切り出され売られています。
(2) シイタケ
木材以外の林業生産物としては,シイタケがあげられます。作手村のシイタケは,江戸時代中ごろから生産され始め,品質の良さで知られていました。現在,森林組合では,村の特産物として乾燥シイクケを売り出しています。
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注)これまでの記事は〈タグ「わたしたちの村」〉で
注2)郷土副読本は,小学3,4年生に向けて「ふりがな・るび」がたくさん付いていますが,掲載にあたっては省いています。
注3)多くの写真や図版が載っていますが,すべてを紹介(掲載)していません。ご了承ください。