昨日の天候から一転,綺麗な青空の
晴れの日になりました。
当地の中学校では,
卒業証書授与式(
卒業式)が行われました。
3年間の学び,学校生活を振り返り,涙する一日だったと思います。
卒業
おめでとうございます。
小学校,中学校,高等学校では,
卒業証書が授与されますので「
卒業証書授与式」で,それを短く「
卒業式」と呼ばれます。
“卒業”の「卒(そつ)」は,「おわる,おえる」という意味があり,「業(ぎょう)」には,「学問,技芸」などを意味します。この二つを合わせ「
学問をおえる」という意味で「
卒業」となります。
日本の卒業式は,1872(明治5)年の学制の施行にともない,各等級(学年)ごとに試験修了者に対して卒業証書を授与したことが由来だそうです。それが1877(明治10)年ごろになって,現在のような儀式として定着したようです。
歴史学者 有本真紀氏は,『
卒業式の歴史学』(
講談社選書メチエ)
で,
『最高の卒業式』を目指し,教師と生徒が努力を重ね,みんなでともに歌い,感動し,涙する『感情の共同体』が達成される ― この,日本独特と言える『儀式と感情との接合』は,いついかにして生まれたか。
と,“涙の卒業式”の歴史を紐解きました。
その中で,
ここから帰結されるのは,卒業式において感じられる感動と流される涙が純粋に個人のものではなく,一方で世界共通でもないことである。つまり,この感情と感情表出は,特定の範囲/広がりをもつ社会と文化において規則性を有する『方程式』なのである。
と述べていました。
今日の涙は,「個人」でなく「社会」でしたか。
純粋な“若者の涙”だったのでは…。
『子育て四訓』
○ 乳児はしっかり 肌を離すな
○ 幼児は肌を離せ 手を離すな
○ 少年は手を離せ 目を離すな
○ 青年は目を離せ 心を離すな
離してはならないものは,決して離してはなりません。
逆に,離さなければならないものは,時期が来たら離さなければなりません。
とは言うものの,幼児期に「肌を離さず」が十分でないまま「手」を「目」を離していくと,「心」を失ってしまうような気がします。
親御さん,
今日離すのは…。
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