天気のよい日が続いています。暖かくなることを期待する“青い空”でしたが,思ったほどには気温が上がりませんでした。
日曜日は下り坂の予報となっています。当地で「
しんしろ戦国絵巻 第二部 古城まつり」が催されます。夕方まで“
晴れ”ていてくれるよう,
お天道様よろしくお願いします。
今日,古城まつりの実行委員と話をすると,「
雨の日は…」と会場が変更になること,催しの内容が変わること,出店が変わること…,その対応を大急ぎで確認している“慌ただしさ”が伝わってきました。
雨にならないことを願うばかりです。
関係の皆さん,
よろしくお願いします。
2015年に発刊された本『
地方は活性化するか否か(マンガでわかる地方のこれから)』(Gakken・刊)
を読み返しました。
子供の日に“
人口動向”を調べ,もう一度読みたくなりました。“
活性化”という言葉を口にすることは容易ですが,実際の活動・行動で表すのは難しいものです。
そうした思いを…。
この本は,WEBで連載している「
Web4コマ 地方は活性化するか否か」が書籍化されたものです。
「地方創生」や「地域活性化」をテーマとした4コママンガです。
疲弊する地方都市「みのり市」を舞台に、「みのり高校地域活性研究部」が地域活性化を目指し、日々奮闘するストーリー4コマです。
この4コマを読んで「自分の住んでる地域について」興味を持っていただければ嬉しいです。
(この4コマはフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。登場人物や地名、団体等はすべて架空のものです。)
と紹介されています。
疲弊する地方都市「みのり市」を舞台に,「みのり高校地域活性研究部」が日々奮闘する姿が描かれています。
ある書評は,次のように書き出していました。
女子高生が主役の4コママンガ「地方は活性化するか否か」が残酷で面白いです。
これは「地方創生」や「地域活性化」をテーマとしたマンガなのですが、おそらくほとんどの日本人がその「地方創生」や「地域活性化」等の取り組みに対して漠然と抱いているような違和感が非常に判明に描かれています。
舞台となる「みのり市」は,架空の地方都市で,
・海に面し,三方は山に囲まれ…
・四季がはっきりしていて 自然の魅力溢れる 立地環境にあります
・市街地は みのり駅を中心に形成されており 人口は約30万人
・「田舎」というわけでもなく かといって「都会」でもない 平均的な地方都市です
みのり市は,「
少子高齢化」「
若年層の流出」「
労働人口の減少」「
都市再開発の失敗」などなど,いろいろな問題をごっそり抱えています。
こうした問題について,「羽鳥ほとり」「伊久澤いくの」「大泉いづみ」「巡めぐみ」「藤堂藤子」「峯岸峰子」が考えていきます。
○羽鳥ほとり
・ぼーっとしていることが多い高校2年生。
自分の住んでいる「みのり市」の現状について,最近なんとなく気になり始めた。
○伊久澤いくの
・思ったことをすぐ口にする。直情的な女子高生。
都会派施行で,地元を蔑みがち。ほとりの幼なじみ。愛称は「いくのん」(ほとし命名)。
・・・
Webでは4コママンガですが,そこから“しっかり描きこまれたマンガ”です。そして,それに合わせたコラムで構成されています。
「第6章 私たちに何ができるんだろう?」のコラムは,「
地域活性化の勘違い」で,
地域活性化は「ビジネス」感覚で
失敗例1 「参加」しただけで満足
失敗例2 補助金でとりあえずイベント
失敗例3 他の地域の事例を安易に真似る
失敗例4 ちょっと叩かれるとやめてしまう
の内容で,マンガ(本編)を広げていました。
舞台となる地方都市と当市とは規模や状況が異なりますが,本書やWebで描かれる“
視点”は,これからの活動・行動を考える参考になると思います。
本書を読みながら「
活性化」「
地方創生」を考えてみませんか。
CONTENTS
はじめに
本編に入る前に…「ごあいさつ」
登場人物
第1章 地方の現状って?
第2章 地方の少子化は根が深い?
第3章 若者はなぜ、地方から去っていくのか
第4章 「懐かしさ」が「せつなさ」に変わる街
第5章 活性化のために本当に必要なこと
第6章 私たちに何ができるんだろう?
第7章 的はずれな「活性化」の取り組み
第8章 「地域活性化」なんて頑張るだけ無駄?
第9章 わかった! 私たちのはじめの一歩
第10章 地方は活性化するか否か
【関連】
◇しんしろ戦国絵巻 第二部 古城まつり
◇Web4コマ 地方は活性化するか否か
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