集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「校長先生の話で…」(1985年)

芽0208。 今朝も冷え込みました。ここ数日,窓ガラスが“凍って”綺麗な模様ができています。  日中は日差しで暖かく感じますが,やっぱり寒い。  春近し! もう少し。  1985年の1年生が,空を眺めました。
   A男  今日,月曜朝礼のとき,南の方に,オリオン座があると,校長先生が言いました。  見たら,こんな風になっていました。(絵がかいてあります)    B子  今日,8時に,学校の運動場に行って,南の空を見ました。三つ並んでいる星を見つけました。  赤く輝やいている星を見つけました。  本で,星座のことを調べました。三つ並んで輝いている星は,オリオン座の三つ星で,狩人のつけている帯を表しています。オリオン座のなかでも,赤く輝くのは,一等星ベテルギウスです。    C子  朝,月が出ていて,おかしいなと思いました。半分でした。  今日,星のことを調べました。天の川が図鑑についていました。てんびん座があって,このようなてんびん座です。(絵がかいてあります)
 今は極寒で,「外に出て…」とは言えませんが,冬は星空を見る(観察する)のに絶好です。  この時の子供達は,朝礼で校長先生が話されたことをきっかけとして, 夜空をながめ…,星座を調べ…,図鑑を調べ…と学びの場を広げています。  子供達は,目にするもの,耳にすること…,五感で得るものすべてから学びが始まり広がっていきます。  何を見せ,何を聞かせ,何をさせるのか,大人の役割は大きいと思います。  子供達は健やかですか。  資料を整理していて,2009年に,文部科学省が発表した「小中高生の携帯電話に関する利用実態調査結果」を話題にした記事を見つけました。  現在の「青少年のインターネット利用環境実態調査」(内閣府)に引き継がれた調査だと思います。  調査結果から
 中学2年の約2割が1日に50通以上のメール送受信を行っており,100通以上やりとりする小学生もいた。  入浴中や食事中も携帯電話を手放せない子供もおり,子供の「ケータイ依存」が進んでいることが改めて浮き彫りになった。  食事中に携帯電話を利用する児童生徒も12〜25%,入浴中の利用も3〜17%に上った。  メール回数が増えると就寝時間が遅くなる傾向も顕著だった。小6の場合,携帯電話を持っていない児童の41%は午後10時前に就寝し,午前0時以降に寝る子は2%だった。これに対し,メールのやり取りの多い児童で午後10時前に就寝する子は9%で,午前0時以降に寝る子は21%もいた。  保護者の知識不足も目立ち,プロフについては67〜70%の保護者が「知らない」「詳しく知らない」と回答。高2の44%はプロフを開設したことがあるが,我が子が開設していると思っている高2の保護者は17%にとどまった。悪質サイトの閲覧を制限するフィルタリング機能も,保護者の半数以上が理解していなかった。(読売新聞)
と紹介しています。  今との違いを感じなら,今でもネット利用について「保護者の半数以上が理解していなかった」という事柄は変わらないかもしれません。  今,子供達のネット利用は,「上手く使っている」のか「上手くないのか」,大人は「上手く使うこと」へ導いているのか,どうなのでしょう。 【関連】   ◇平成28年度青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(PDF 内閣府