集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

雨水。昭和の『先生のいろは』 2

春0218。 今日は,二十四節気の一つ「雨水」です。空から降るものが雪から雨に変わり,草木が芽吹くころとされます。  天気予報は「寒気が戻って…」と伝えていましたが,日中は暖房を入れなくても過ごせる天候でした。  季節は木の芽吹く頃になっています。もう「」です。  先日紹介した冊子『先生のいろは』の2回目です。  1977(昭和52)年頃と現在とは,社会のようすは大きく変わっていますが,「今も変わらず…」という内容もあります。  年度末の今,改めて“今の先生方”にお伝えします。何か参考になることがあれば幸いです。
2 玄関や子供の昇降口に立って  (1) 玄関近くの築山や車まわし等はきれいにしておきたいものですし,この近くでは子供達があまりうろうろしていない方が感じがいいですね。  (2) 玄関を入りすぐに目につく生花,壁画,額… 等があるのも好感。  (3) はき物をどこへ置こうかなと思う。下駄箱に来客用と書いてあると迷わなくていい。私は土間へ脱ぎ捨てが嫌いですのでね。  (4) スリッパが下駄箱の中に入っていて靴と入れかえる学校もあるが,掃除が不十分だと,砂がざらざらする上にスリッパが入っているのは,ちょっと感じが悪いですね。脱ぎ捨てのスリッパが乱雑になったままのもどうかね。  学校の先生方用の下駄箱が同じ所にある学校では,余裕のある下駄箱にしたいものです。一つの場所より別の所に置く方がきれいですね。  (5) 靴すべりを下駄箱の上に乱雑に置かないよう掛けるようにしておこう。同時に一輪の花が下駄箱の上にあるなどは,先生の心掛けがわかりますね。  (6) 天気のいい日に傘立てに傘があるのは,ちょっと異様な感じがしないでもないですね。  (7) 子供達の下駄箱と同様ではあるが,特に誰のともわからないのが片方だけあったり,使われていないらしい所に,ごちゃごちゃと置いてあったりするのは見苦しい。  きちんと入れてある靴の定位置にそれぞれ名前が書いてあるのを見ると嬉しいものです。中央昇降口のどこかに「きょうのこんだて」がある。いいね。  (8) 下駄箱の前に置かれたざら板を見ると,靴を入れる時のやり方がわかりますね。砂がのっているようではいけないね。
 前回の“校門”から校舎内に入ってきます。最初に“出会う”のが玄関です。  見出しの「玄関や子供の昇降口」で,昇降口がどこか分かりますか。今では,この呼称を使っていないと思いますが,いかがでしょう。  あえて「学校を開く」と言わなかった頃ですが,学校を訪れる方は多くみえました。その“人を迎える”という在り様について述べています。  「私は…嫌いですのでね。」と断っていますが,当時の感覚として一般的なものかと思います。  みなさんの学校の“玄関”は,人を迎える所として,いつも整っていますか。  次回は,「3 校長室や職員室を眺めて」の予定です。 【昭和の『先生のいろは』】  ○昭和の『先生のいろは』 「校門を入って」(2017/02/16)  ○『先生のいろは』 その2 「玄関や子供の昇降口に立って」  ○『先生のいろは』 その3 「校長室や職員室を眺めて」  ○『先生のいろは』 その4 「廊下や土間廊下を歩いて」  ○『先生のいろは』 その5 「便所」  ○『先生のいろは』 その6 「各種の室(教室を除く)」  ○『先生のいろは』 その7 「教室」  ○『先生のいろは』 その8 「授業」  ○『先生のいろは』 その8−2 「授業 2 書くこと」  ○『先生のいろは』 その8−3 「授業 3 仕事をする」  ○『先生のいろは』 その8−4 「授業 4 学習形態」  ○『先生のいろは』 その8−5 「授業 5 先生よ くり返して述べよう」  ○『先生のいろは』 その9 「??」  ○『先生のいろは』 その10 「あたたかい先生に」  ○『先生のいろは』 おわりに