集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『盆踊歌集』より その7

花506。

 天気予報通りの下り坂の天気でした。昼ごろには雨が降り出し,徐々に傘をささないと移動に困る雨になりました。

 雨は,外での活動に不都合ですが,農作業には「必要な雨」「恵みの雨」だと思います。

 明日は,どんな天気かな

 4月2日の「 「盆踊り」歌。」で紹介した『盆踊歌集(手踊り唄)』の7回目です。

 紹介するのは,冊子の題名にある「手踊り唄」と同じものです。

 そして,2行をまとまりとすると140連もある長い唄です。ここでは,最初の20連です。

   『手踊りうた

今夜ここに寝て明日の夜はどこに

  明日は田の中あぜまくら

一夜一夜に枕が変る

  変らぬ枕が定めたい

枕こちよれこちよれ枕

  枕よらなきゃ身もよらぬ

親父枕元箱根の関所

  通りこしたの嬉しさよ

おいでましたかわしゃ待ちかねた

  いつの夜よりおそござる

松という字は木へんに公よ

  きみにきがなきゃまつじゃない

君と別れて松原行けば

  松の露やら涙やら

まつがつらいが別れが憂いか

  待つのが楽しみ別れのつらさ

佐倉宗吾の子別れよりも

  朝のわかれがわしゃつらい

きのうや今日来てつらい事あないが

  主がぶきりょうで腹がたつ

ないて涙をこぼさぬものは

  千両役者かほととぎす

今よい一夜はくもらばくもれ

  晴れてそわるる身ではない

あの子可愛いや十二や三で

  一夜おいでと袖を引く

こいと言われて行くよな夜は

  足の軽さよ嬉しさよ

うれしかろうや本望とげて

  すいたお方とそいとげて

主さ今行きゃいつ頃帰る

  二十日頃来る来月の

二十日頃ではわしゃ待ちかねる

  五日早めて月中に

つらのにくさよあの時鳥

  思い切れ切れ切れとなく

恋にこがれてなくせみよりも

  なかぬ蛍が身をこがす

なくなにわとりまだ夜は明けぬ

  明けりゃお寺の鐘がなる

(つづく) *****

 いかがですか。

 紹介するには,ちょっと長すぎるかな。