集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『盆踊歌集』より その6

旅427。

 の一日でした。

 平日の雨降りのせいか,出先での人出は多くありませんでした。

 この二日間,情報発信を試してみようと思いましたが,“ねらい”が持てないと意欲も今一つで,記録としてだけ残しておきました。

   ◇Instagram (shinshiro,@tsukude)

 前任校の6年生が修学旅行に出かけました。現地から子供達のようすが伝えられています。

 こちらは“ねらい”をもって発信されています。

   ◇新城市立作手小学校

 新しい体験の2日間になりますように!

 4月2日の「 「盆踊り」歌。」で紹介した『盆踊歌集(手踊り唄)』の6回目です。

 ここで紹介する『数え歌』は,“吉三”を主役(?)として21番まで続いていく唄です。

 さて,どんな“絵”を描きますか?

   『数え唄

一つとえーえのえー

  一つ本町は桑名町

  米屋の娘がおるよとて

   ささこのじょうかいな

二つとえーえのさのえー

  二人きょうだいあるなかを

  おしあけしのぶは吉三様

三つとえーえのさのえー

  見るにみごとなかんざしを

  おるよにかざしてふりをみる

四つとえーえのさのえー

  夜昼通うは吉三様

  足袋も雪駄もかなやせぬ

五つとえーえのさのえー

  いつ来てみても戸はあかぬ

  あけておくれよ吉三様

六つとえーえのさのえー

  むくげの花さえ二度咲くに

  おるよと吉三はなぜ咲かぬ

七つとえーえのさのえー

  何を言うにも語るにも

  親様けんどで語りゃせぬ

八つとえーえのさのえー

  屋敷広めて部屋を建て

  おるよと吉三の遊びどこ

九つとえーえのさのえー

  ここで死のうか腹切ろか

  おるよを連れて逃げようか

十とえーえのさのえー

  遠い所へ通うより

  近い桑名へ通わんせ

十一とえーえのさのえー

  一夜造りの甘酒を

  おるよに飲ませてきげんとる

十二とえーえのさのえー

  十二単衣の八重桜

  一枝おくれよ吉三様

十三とえーえのさのえー

  十三ばかりで産をして

  それでもよいかえ吉三様

十四とえーえのさのえー

  白い木綿を四尺ばか

  これが産着となるものか

十五とえーえのさのえー

  十五で男を五人もち

  なかで良いのが吉三様

十六とえーえのさのえー

  六枚びょうぶを立て並べ

  足やり手をやり心やり

十七とえーえのさのえー

  質においたるかんざしを

  受けておくれよ吉三様

十八とえーえのさのえー

  八万地獄へわしゃ落ちる

  後をたのむよ吉三様

十九とえーえのさのえー

  十九は大厄女子厄

  大事になされよ吉三様

二十とえーえのさのえー

  機も織り得ず手もきかず

  それでもよいかよ吉三様

二十一とえーえのさのえー

  いちいち申せば長いこと

  これが終わりの数え唄