集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『なぜ僕らは働くのか』(佳奈・著/池上彰・監修)

菊1120。 暖かい朝で,“どよ〜ん”とした空気でした。雨の降る日で,日中強く降ることがありました。  雨が上がって,寒くなってくるようです。体調を崩さないようにして過ごします。  新型コロナウイルスの感染が広がっている頃,話題になった児童書『なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと』(学研プラス・刊)を,最近になって読みました。  この本は,「将来の働き方について中学生や高校生に考えてもらおうと願って」作られた,“人生を考える”一冊です。  各章は,まずマンガから始まります。主人公の「吉田隼人(ハヤト)」が,叔母でデザイナーの「大野優」から渡される“本の原稿”を読みながら話が進みます。  本の原稿は,「働く」ことがイラストを用いて,わかりやすく解説しています。  それを読んだハヤトは…。
 ストーリー(マンガ)と図解で内容がスムーズに理解できる!  この本の主人公・ハヤトは将来に悩む中学生。そんなハヤトがある日、まだ完成していない一冊の本を読むようになります。 (略)  職業や仕事をたくさんまとめた図鑑形式の本が世の中には多くあるなか、仕事の見つけ方、働き方、幸せに働くとはどういうことか、などを扱った本書はまったく新しいキャリア教育の本といえます。  仕事、お金、幸せ、AI、多様性…。現代の重要事項もカバーし、今を生きる子どもたちに必要な知識と思考を提供します。 【編集部がこの本に込めた想い】  日本の子どもたちは自己肯定感が低く、自分に価値がないと感じている人も多いといわれています。「そんな子どもたちが自分にすこしでも自信を持てて、未来に対して明るい希望を持てるように。」そんな想いを込めて本書を作りました。 (略)  「将来 自分は働くことができるのか」「自分が就きたい仕事が見つかるだろうか」いまは大人になった人たちも、振り返れば将来への漠然とした不安を抱えていたはずです。そんな子どものときの自分に渡してあげたいと思える、温かみあふれる本です。ぜひご一読ください。
 話題になったことが納得できる,とても分かりやすい内容と構成です。  子供と読み,話を聞き,考え,楽しみたい一冊です。  そして,大人には「第5章 大人も知らない未来の“働く”」を読むことをお薦めします。今の仕事,これからの生き方を,これまでと違った視点で考えるをことができると思います。  「エピローグ」で,ハヤト(吉田隼人)が叔母(大野優)から完成した本を受け取ります。その表紙を見ると,そこに…。  そして「あとがき」を読むように言われ,そこには…。
  目次 はじめに 第1章 仕事ってなんだ?   第1話 胸に抱える将来への不安 第2章 どうやって働く? どうやって生きる?   第2話 生きるってお金がかかる? 第3章 好きを仕事に? 仕事を好きに?   第3話 なりたい職業ってないとダメ? 第4章 幸せに働くってどういうこと?   第4話 幸せに働く人が気づいていること 第5章 大人も知らない未来の“働く”   第5話 人生100年を後悔なく 第6章 いま あなたたちに伝えたいこと   第6話 未来のためにできること エピローグ 君に伝えたかったこと あとがき さくいん 未来の自分をみつけるための おすすめキャリア本 20代以上の人のための おすすめキャリア本 参考文献
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