『世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方』(おおたとしまさ・著)
雨の一日でした。移動しているときに強い雨はありませんでしたが,濃い霧で“白い景色”になっているところがありました。
ラグビーワールドカップは決勝を残すだけになりました。世界からファインが来日し,“にわかファン”の日本人との交流が生まれました。
それを伝える報道を聞きながら,昔の「世界ジョークの話」を思い出しました。
5人集まったとする。 米国人同士なら競争を始める。 フランス人なら一斉にしゃべりだす。 イタリア人は着ている服を批評し合う。 ドイツ人は自国の政治について語る。 さて,日本人は? 日本人は忙しくて2人しか集まらない。というものでした。 今,この話はジョークになっているでしょうか。 国民性もだいぶ変わっているような気がします。 先月末から,教育,子育てに関わる本を続けて読んできました。その一冊『世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書』(大和書房・刊)です。 本書が“世界7大教育法”とあげていますが,名称はモンテッソーリ教育,シュタイナー教育しか知らず,他は初めて聞きました。 読むと,その内容は「聞いたことがある」「他の名じゃなかったかな」という部分もありました。 紹介されている教育法は,
○モンテッソーリ教育(イタリア) POINT;「集中現象」で強みがぐんぐん成長 ○シュタイナー教育(ドイツ) POINT;「環境設定」で子どもの感性が高まる ○レッジョ・エミリア教育(イタリア) POINT;「ドキュメンテーション」で知的好奇心を引き出す ○ドルトンプラン教育(アメリカ) POINT;「アサインメント」で自己管理能力が身につく ○サドベリー教育(アメリカ) POINT;「好きにしなさい」を徹底して自立心を育てる ○フレネ教育(フランス) POINT;「自由作文」が自分の頭で考える力を養う ○イエナプラン教育(ドイツ) POINT;「ワールドオリエンテーション」で磨く探求力の7つです。 この一冊で,それぞれのエッセンス,ポイントを知ることができます。 子育て中のみなさん,教育の携わるみなさんにお薦めの一冊です。
目次 はじめに PART1 知っておくべき世界の2大教育法 第1章 モンテッソーリ教育 「おしごと」を通じて子どもがみずからを教育する 第2章 シュタイナー教育 自然科学と精神科学から生まれた「自由への教育」 PART2 世界で認められている5つの教育法 第3章 レッジョ・エミリア教育 徹底した観察から独創的な教育が生まれる 第4章 ドルトンプラン教育 ゴール達成のため「自由」と「協同」を利用する 第5章 サドベリー教育 「好きにしなさい」を徹底したら 第6章 フレネ教育 格好良い頭と何でもできる器用な手 第7章 イエナプラン教育 個人が輝く理想の民主的社会を目指す おわりに 参考図書【関連】 ◇おおたとしまさオフィシャルブログ「Father's Eyes」 ◇おおたとしまさ (@toshimasaota)(Twitter) ◇おおたとしまさ @otatoshi(Facebook) 【関連;7大教育法】 ◇モンテッソーリ教育(Wikipedia) ◇公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所 ◇シュタイナー教育(Wikipedia) ◇日本シュタイナー学校協会 ◇レッジョ・エミリア教育とは(Educedia(エデュケディア)) ◇ドルトン・プラン(Wikipedia) ◇河合塾学園ドルトンスクール ◇一般財団法人 東京サドベリースクール ◇フレネ教育(Wikipedia) ◇ジャパンフレネ ◇イエナプラン教育(Wikipedia) ◇日本イエナプラン教育協会