A:人には一つはいいことがある。 B:清潔なんじゃない。 C:清潔っていうより,不潔だら。 A:そんなこと言っちゃいけねいよ。 D:ナルシストって,いいこと。悪いこと。 Cn:悪いこと。 D:絶対,この人は・・・ A:そんな話,関係ないら。生徒に,「話し合いましょう」と言っても,それで,班で話し合うことができるわけでありません。 それまでに,“班で話し合う”という活動の「方法」を学んでいなくてはなりません。 また,話し合う内容と自分の考えをもっていなくては参加できません。 さらに,意見をまとめることができなければ,そこからの学びはありません。 先の例で,Aは“司会者”でした。Bは“積極的”でした。Cは“否定的”でした。Dは“無駄話発信者”でした。 この話し合いを通して,4人が“学ぶ”ために,この班で一人だけ声をかけるとしたら,誰に何と言いますか。 3人の先生がいれば,3通りの答えがあると思います。それは,それぞれの“ねらい”が違うからです。 自分の考えをもたせる話し合いならば,Dからでしょうか。話し合いを拡げていくなら,Cから……。 班で話し合いをしたことはもちろん,ここでの一つの声かけも“教師の支援”です。そのとき,ねらいと方法が明かである“意図的な営み”が,教育として大切です。 今日,生徒に,どんなことを願って声をかけますか。 ******** 「主体的・対話的で深い学び」が求められるなかで,どのように進めればよいかと迷い・悩み,書籍や研修,講演にその“方策”を求めていきます。 学び合い,ペアで話す,グループ学習… まず目がいくのは,学習方法や学習形態といった“見える形”です。そして真似して取り入れると,“形”になります。 それを比べて「できた」と安心します。 いいのかな。 先生,あなたの授業で「主体的・対話的で深い学び」は何ですか。
八十八夜。授業を振り返る「教師の支援」
昨日から一転して“肌寒い日”になりました。豊川から来た方が,「昨日暑かったので,半袖にしたんだけど,失敗した。」と,寒そうにしていました。
当地でなくとも,昨日は一枚脱ぎ,今日は一枚も二枚も着込んだのではないでしょうか。
今日は,雑節の一つ「八十八夜」です。
立春から数えて88日目にあたります。
「八十八夜にお茶を飲むと長生きする」と言われています。美味しいお茶を飲みたいですね。
連休後半は,荒れ模様の天候ですが,先生方は4月の授業を振り返り,これからの指導・授業を考えてみると思います。
とても古い記録(2001年)から,授業について考えてみます。
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◇教師の支援◇
中学1年生の授業で,『「じいさん」は,こんな人だ』というテーマで,班活動をしていました。その一つの班で,下のような会話が交わされていました。