激しい雨。『長篠の四人 信長の難題』(鈴木輝一郎・著)
夜中から激しい雨が降りました。明け方には警報が発令されました。
小さな崖崩れがあったようですが,大きな被害にはならなかったようです。
午前中には雨が上がり,晴れ間が広がりました。
明日は晴れ,暖かくなりそうです。
今年も,「しんしろ戦国絵巻三部作」の案内がありました。
第1部 長篠合戦のぼりまつり 5月5日(土・祝)/長篠城址周辺 第2部 作手古城まつり 5月13日(日)/亀山城址周辺 第3部 設楽原決戦場まつり 7月1日(日)/馬防柵周辺それぞれ天気の良い日になるといいですね。 みなさん,足をお運びください。 戦から思い出して,『長篠の四人 信長の難題』(毎日新聞出版・刊)の話です。 物語は,決戦の1週間前の天正3年5月14日夜の岡崎城本丸奥座敷で始まります。
「織田の味方を一人も損ぜずに武田に勝て」 信長が“さわやかに”笑いながら,光秀と秀吉そして家康にささやきます。 信長が“さわやかに”笑うときは,間違いなく信長本人だけが「さわやかな」ときなのです。 「また,こいつらと組むのか」 家康が身構えつつ,信長,秀吉,光秀の3人をにらみつけます。タイトルの「長篠の四人」とは,織田方の信長(42歳),秀吉(39歳),家康(33歳),光秀(59歳)の4名のことです。 この戦いにおける4者の力関係(位置関係)を,鈴木氏の“歴史観”で描かれています。 そして,この話の主人公は家康です。 信長は,家康の援軍要請に応じて“やむなく”出兵して…。 自分の知っている「話と違う?」と思う事柄が出てきますが,物語を楽しみ,歴史を楽しみ,エンターテイメントの一冊です。 当地の関わりでは,「二 奥平」の項があります。
天正元年(1573)。岡崎城下,成道山松安院大樹寺,庫裏。 「武田のごたごたに便乗するつもりはないが,武田がこちらに手を出すのを黙って見とるわけにもゆかん」 なにぶん敵将の寝返りの内談のこととて,大仰なことはできない。同席しているのは三河国作手城主,奥平定能・信昌父子と,徳川伊賀者の棟梁,服部半蔵正成の三人のみ。内談の場面に,奥平定能・信昌父子が登場します。 さて,奥平氏は,どうかかわっていくのか。
もくじ 序章 壱章 強敵勝頼 弐章 長篠城 参章 設楽原 肆章 決着【関連】 ◇新城市観光協会