『かみさまへのてがみ』(谷川俊太郎・訳/葉祥明・絵)
朝,雲が広がった空を見て,「あれっ,天気予報は外れなのか…。」と思いましたが,その後,青空になり,午前中は天気のよい日でした。
午後は,“冬の天気”となりましたが,冷えの厳しさは感じませんでした。
冷えを感じない…のは,“引きこもりの一日”だったからかな。
初版が1994年7月20日の“古い本”です。
『かみさまへのてがみ』(サンリオ・刊)
この「かみさまへのてがみ」について訳者の谷川氏は,
ごらんになれは分るように,子どもたちの手書きの筆跡がそのまま生かされ、編者たちはつづりや文法の誤りも全く直していません。(略) 子どもたちの心の中の<かみさま>は、信仰や宗派の別を超えて生きています。 時には大人たちのロにする宗教論議よりもはるかにいきいきと、それらの手紙は神のイメージを私たちに示します。子どもたちは実に率直に神に問いかけ、神におどろき、神を発見し、神に注文をつけます。そのまっすぐな魂のありかたに私たちは楽しまされると同時に、はげまされもするのではないでしようか。と述べています。 収められた“子供の手紙”を読み,そこから“今”を考えることが生まれてくるように思います。 みんさんも,子供達の手紙を味わってみませんか。 読書メモ
○ かみさま ぼくも なかまに いれてよ あなたの ともだち ハービーより ○ かみさま まえにも てがみ かいたよ。おどえてる? さて ぼくは やくそくしたことは ちゃんとやりました。でも あなたは まだ ぼくに やくそくしたうまを おくってくれません。どうなってるの? ルイス ○ どうして そらを あおくして,くさを みどりに したのですか? それしか いろが なかったの? ○ かみさま── おれ,オレンジいろが あんなによく むらさきいろに にあうなんて おもってなかった,かようびに,あんたが つくった ゆうやけを みるまでは。ありゃあ ちょっとした もんだったよ。 ユージーン ○ かみさま あなたは きりんを ほんとに あんなふうに つくりたかったの? それとも あれは なにかの まちがいですか? ノーマ【関連】 ◇谷川俊太郎.com ◇葉祥明オフィシャルブログ