学ぶこと。書くこと(作文)。
今朝,思ったより雲が多く,「ひょっとしたら雨が降る…」と思える天気でした。午後になって陽射しが出て,暖かくなりました。
古い資料を調べていて,永六輔さんのコラム記事がありました。
そのなかで,小学校に上がると,親が「遊んでばかりいないで勉強しなさい」と言ったりして,遊びと勉強が,「楽しいもの」と「つまらないもの」,「したいこと」と「しなければいけないもの」など相反するものになっていることをあげていました。
そのあとで,永さんの体験から,
面白いから漢字を覚えた。 勉強することは遊ぶことと同じ,ワクワク感があった。 遊びと勉強は対立するものではなかったのだ。 遊びの中に学びがあり,勉強の中に遊び心がある。と述べていました。 間もなく「○年生の勉強」が終わります。子供達は,わくわくして学んだ○年生だったかな。 もう一つ,他校を参観した職員から復命を受けた時のメモがありました。 参観した教室に「作文病院」が貼ってあったそうです。 そこに,作文の“症例”を4つ示し,その「症状」「対策」「薬」がありました。
○ダラダラ病 〔症状〕「○○して,□□したら,〜」というように,一文がダラダラと続く。 ○赤ちゃん病 〔症状〕習った漢字を使わず,ひらがなばかりで書いている。 ○ハートなし病 〔症状〕自分の感じたことや気持ちを書いてない。また,書いても「楽しかった」「すごかった」で終わっている。 ○音なし病 〔症状〕会話や聞こえたことを書いていない。今も病気に例えて作文を指導しているか分かりませんが,子供達が作文を推敲するときの“視点”として気づきやすいでしょう。 「症状」「対策」「薬」を示してあげると,子供達の「書くことへの自己治癒力(自然治癒力)」が高まっていくかもしれません。 どんな「対策」や「薬」が用意できますか。 三つ目。クイズです。 朝礼で“知識に支えられた知恵をもとう”という主旨で話をし,(その頃)偽装や嘘の多いことを例に,偽装ビンを見つけるクイズを出しました。 ※ 数値は,内容がとらえやすいようにしています。
1ビン100粒入りのクスリがあります。 そのクスリは1粒10gです。 あるとき,悪いことを考えた人が,1粒1gずつ減らしてクスリを作りました。 今,クスリの入ったビンが10本あります。このうち1本に重さの足らないクスリが入っています。 さて,どれが重さの足らないクスリの入ったビンでしょう。 もちろん,1本ずつ計っていけば見つかります。 それでは“知恵”が働いていません。1度計るだけで見つける方法を考えてください。親子で考えてみてはいかがですか。