集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

学ぶこと。書くこと(作文)。

建屋0228。  今朝,思ったより雲が多く,「ひょっとしたら雨が降る…」と思える天気でした。午後になって陽射しが出て,暖かくなりました。  古い資料を調べていて,永六輔さんのコラム記事がありました。  そのなかで,小学校に上がると,親が「遊んでばかりいないで勉強しなさい」と言ったりして,遊びと勉強が,「楽しいもの」と「つまらないもの」,「したいこと」と「しなければいけないもの」など相反するものになっていることをあげていました。  そのあとで,永さんの体験から,
 面白いから漢字を覚えた。  勉強することは遊ぶことと同じ,ワクワク感があった。  遊びと勉強は対立するものではなかったのだ。  遊びの中に学びがあり,勉強の中に遊び心がある。
と述べていました。  間もなく「○年生の勉強」が終わります。子供達は,わくわくして学んだ○年生だったかな。  もう一つ,他校を参観した職員から復命を受けた時のメモがありました。  参観した教室に「作文病院」が貼ってあったそうです。  そこに,作文の“症例”を4つ示し,その「症状」「対策」「薬」がありました。
○ダラダラ病  〔症状〕「○○して,□□したら,〜」というように,一文がダラダラと続く。 ○赤ちゃん病  〔症状〕習った漢字を使わず,ひらがなばかりで書いている。 ○ハートなし病  〔症状〕自分の感じたことや気持ちを書いてない。また,書いても「楽しかった」「すごかった」で終わっている。 ○音なし病  〔症状〕会話や聞こえたことを書いていない。
 今も病気に例えて作文を指導しているか分かりませんが,子供達が作文を推敲するときの“視点”として気づきやすいでしょう。  「症状」「対策」「薬」を示してあげると,子供達の「書くことへの自己治癒力(自然治癒力)」が高まっていくかもしれません。  どんな「対策」や「薬」が用意できますか。  三つ目。クイズです。  朝礼で“知識に支えられた知恵をもとう”という主旨で話をし,(その頃)偽装や嘘の多いことを例に,偽装ビンを見つけるクイズを出しました。  ※ 数値は,内容がとらえやすいようにしています。
 1ビン100粒入りのクスリがあります。  そのクスリは1粒10gです。  あるとき,悪いことを考えた人が,1粒1gずつ減らしてクスリを作りました。  今,クスリの入ったビンが10本あります。このうち1本に重さの足らないクスリが入っています。  さて,どれが重さの足らないクスリの入ったビンでしょう。  もちろん,1本ずつ計っていけば見つかります。  それでは“知恵”が働いていません。1度計るだけで見つける方法を考えてください。
 親子で考えてみてはいかがですか。