小雨の降る「
梅雨の一日」でした。
朝,
小学校を訪れ,校長先生とお話をしました。昨夜の校歌制定委員会に係ること,新校舎への準備に係ることの
相談,そして,教育予算編成や今後の活動について
意見交換をしました。
また,教務主任も加わって,学校へ届いた
授業アドバイスツールの利用,これを活用した授業改善について
相談しました。
早速,普段の授業や授業研究で利用していくようです。
有効な利用法について,
挑戦的な活用をお願いしました。
夏休みまで1か月を切りました。充実した子供達の生活が送れるよう
夏休みの準備が,それぞれの学校で進んでいます。
また,当地のように3学期制の学校では,
1学期のまとめも行われています。
PDCAサイクルを言うまでもなく,“まとめ”をすることは“次”をより良くすることにつなげていく営みです。
そうした時期に教えられた「先人の言葉」から。
○ 一つひとつを完璧にしていく。「数打ちゃあたる」の考えは改めなければいけない。『数を少なくして,きちっとやる』と考えていく。
活動的な子供達に,次々と挑戦をさせたり,多様な活動をさせようとしました。
そのなかで
「質の検証」が的確に行われているのかを問われた言葉です。
今年の1学期で
「完璧な活動」「質の高い学び」は,どんなことだったでしょう。
そして,それに向けて
どれだけ“追い込み”ましたか。
○ 行事の中に,教科の指導(授業の中でやったこと)が生きていない。
Aを10個並べても,子供は見たくない。Aの展示は保護者向け。そのために,ピチッと統一のとれた展示を。
○(子供に)取り組みを教えているか。来年度に向け,どんな動きができるように指導しているか。
(例) 2年の集会で,係りが前に出て話ができた。その後のフォローをしたか。
○ 話をきちっと受け止めて,指導に生かせ。ただ伝達するだけでなく,担任の心を伝えよ。担任の言葉として,自分の言葉として語っているか。
授業と活動そして行事が「良い内容」と評価されても,それが
「点」であるだけでは,学校の教育活動ではありません。
それぞれの「良いこと」が,別の場面で“活かされる工夫(指導)”があり,「さらに良いもの」となっていくことが生まれてこなくては,教育(授業,指導)したとは言えないと繰り返し指導いただきました。
1学期の取り組みで,「来年の1学期の動き」が作られるように“指導”されていないというのは,
PDCAサイクル(当時はなかった表現)がされていないということです。
今年の
夏は,暑そうです。
子供達が楽しい夏休みを過ごし,より成長できる日々となるよう,
先生方よろしくお願いします。
【参考】
◇研究会日記(愛される学校づくり研究会)
◇教育コラム(愛される学校づくり研究会)
【今日の小咄】
小学生の頃,「どうして『おとうさん』にも,『おかあさん』にも,『おにいさん』にも,『おねえさん』にも,『おとうと』にも,『お』が付くのに,『いもうと』にだけ『お』がつかないのだろう。」と疑問に思っていた。
※「ねえ先生,どうして? 教えて!」